アミュレットの意味や語源を解説!身近なアクセサリーを魔除けやお守り代わりに♪
お守りや魔除け、厄除けとしてアミュレットジュエリーを検討している方から、「アミュレットの定義って?」「どれを買えば効果があるの?」など疑問に思う声をよく聞きます。今回は、アミュレットの定義やチャームとの違い、選び方のポイントとおすすめのアミュレットまで徹底解説します。
アミュレットとは?
アミュレットとはお守りの一種で、持ち主を災いや不幸から保護する目的で作られました。日本のお守りと同じような効果があり、縁起のいいマークや文字などを印したものがよく知られています。
持ち歩けるようアクセサリーの形をしたものもありますが、教会などの建造物や置物であっても、魔除けの意図で作られたものはアミュレットの一種です。
現在、私たちはキリスト教や仏教などさまざまな宗教を信仰していますが、まだ宗教が確立していない古代では、アニミズム(精霊信仰)の考え方が主流でした。
古代の人々は自然が生み出す石や化石などには、不思議な力があると信じていました。そういった力のあるものを持ち歩くことで、持ち主と自然との結びつきを強くしたものが、チャームやアミュレットのはじまり。
その後ヨーロッパでキリスト教が興り、聖職者がロザリオなどを持ち歩くようになったのが現在のアミュレットの原点とされています。
アミュレットの意味と語源
アミュレットはラテン語で「保護」や「加護」を意味するAmuletum(アムレートゥム)が語源です。魔除けとしての力が強く、所有者を災いや病から守ってくれると言われています。
アミュレットにはシンボルマークの描かれたものが多くあります。手や目の形をしたものやルーン文字が彫られたものなど、力のあるもののカタチを写し取ることで、持ち主を常に保護し、魔除けの効果を得るためです。
自分を守ってくれるアミュレットですから、肌身離さず持ち歩きたい。持ち歩くにはアクセサリーが最適なため、アミュレットの役割を持っていたと思われるジュエリーは古代の遺跡からも多く出土しています。
チャームとの違い
アミュレットが魔除けのお守りなのに対し、チャームは幸運を呼ぶお守り。ざっくりした説明をすると、四葉のクローバーに代表されるラッキーアイテムはチャームで、神社でお分けいただいた魔除けの数珠やお守りがアミュレットです。
チャームは持ち主が幸運を呼ぶと信じているものなら何でもよく、かなり広い意味で使われる言葉です。あなたが「これを唱えると元気が出る」と信じている言葉や動作も、一種のチャームといっていいでしょう。
またファッション業界では、単純にキーホルダーやネックレスなどにつける小さなパーツ飾りのことをチャームと呼ぶこともあります。
タリスマンとの違い
「暁闇のタリスマン」で
— ちゃぺ (@aki_3v) January 13, 2022
お迎えしたアクセサリーが
とっても素敵なんです🌹
Accessory @GilleVertfaile pic.twitter.com/WM9C6Lzi6J
先ほどアミュレットは魔除けの数珠やお守りだと説明しました。タリスマンは、お守りの中でも合格守りや恋愛守りなど、特定の願いに対して効力を発揮するお守りに似ています。
霊的な力を外から与えるのがタリスマンで、外からやってくる災いから保護してくれるのがアミュレットという考え方もあります。
タリスマンは魔術に精通している人が作るものとされ、神社で行うご祈祷もタリスマンに近い考え方です。形状としては魔法陣や天体などが描かれているものが多いでしょう。
なぜアミュレットは7色の宝石を使うのか
アミュレットは魔除けのお守りです。厳密にいうと厄除けと魔除けは異なりますが、災いを遠ざけて幸運を呼び込むという意味を込めて、厄除けや魔除けには、7色の宝石を使ったアクセサリーが多く見られます。
ご存じのとおり、古くから7という数字は縁起のいい数字と考えられてきました。ラッキーセブン、七福神など、7は幸運をもたらす数字で、日本でも厄除けには7色のものをもつといいと言われますよね。
西洋・東洋を問わず、7という数字は昔から神秘的な数字として扱われてきました。
なお厄除の7色とは、赤・橙(オレンジ)・黄・緑・青・紺色・紫です。これは虹の7色と同じで、虹は世界的に吉兆とされる現象。
また、7は「すべて」をあらわすときにも使われる数字です。1週間は7日が1周期ですし、西洋音楽では1オクターブ7音が音階の単位になっています。7という数字には、昔から不思議な魅力があるのかもしれません。
上記のような理由から、縁起のいい7という数を使った厄除けや魔除けは、日本だけではなく世界でもメジャーな方法です。
ただし、アミュレットはかならず7色の石を使わなければいけないという決まりはありません。どんなカラーやモチーフであれ、あなたにプラスのパワーをくれるものは、アミュレットとしての効果があるのです。
【魔除け・お守り効果】アミュレット選びのポイント
アミュレットにするアクセサリーに特別な決まりはありません。モチーフに幸運の意味があったり、パワーストーンや、お気に入りのカラーだったりと、あなたが気分のあがるものを選びましょう。
また、誕生石・星座・イニシャルなど、自分と縁があるものを選ぶのもおすすめ。結婚指輪などの裏側に誕生石を入れても、アミュレットとしての役割を果たすでしょう。
アイテム選びに迷ったら、自分の目に留まりやすい指輪がおすすめです。仕事の都合で指輪がつけられない場合は、ピアスにしてデスクに鏡を置いてもOK!アミュレットの存在を触覚だけでなく、視覚からも感じられるようにしておけば、より気持ちが高まります。
ポイント1.モチーフから選ぶ
昔から幸運を呼び込むとされているモチーフから、あなただけのアミュレットジュエリーを探してみましょう。
代表的なものは
- 四つ葉のクローバー
- 馬蹄
- 月や星
- ハート
- てんとう虫
- 蝶
- 猫
- うさぎ
- クラウン
など。それぞれにすこしずつ違った意味がありますので、あなたに必要なパワーをくれるモチーフから選んでみてください。
ラッキーモチーフにあてはまらなくても、あなたの大好きなモチーフがあれば取り入れてみましょう。身につけていてウキウキするものなら、あなただけのアミュレットになります。
ポイント2.パワーストーンの意味から選ぶ
パワーストーンを使ったアクセサリーもアミュレットには最適です♡
誕生石や星座石など、あなたと縁の深い宝石を使ったアクセサリーは特別な存在になるでしょう。誕生石以外にも、気になる石やカラーがあれば取り入れてみてください。
ポイント3.直観で選ぶ
私はこれまで数多くのアクセサリーを見てきました。その際ごく稀に、ずらっと並んだアクセサリーの中でほんのり明るく光って見えるものがあります。
手に取るとわくわくして、連れて帰りたい!と思えるアクセサリー、本当はこのような感覚のあるアクセサリーが、一番アミュレットに相応しいのではないかと思います。
頭で考えず直観で選んだアクセサリーは、不思議と人からも注目されることが多く、身につけていると知らない人からも「どこのブランド?」などと聞かれることも。
直観で選んだアクセサリーほど時間が経っても飽きることがなく、わくわくの気持ちも色褪せず、相性がいいなと感じるものが多いです。
魔除けやお守り代わりに毎日身につけたいおすすめアミュレット
特別な思いがこもったアクセサリーを身につけると、落ち込んだときや頑張りたいときにパワーをもらえます。たくさんのアイテムの中から、これぞアミュレットにふさわしい!という、おすすめアクセサリーをご紹介します。
【S925】誕生石モチーフ3mmジルコンスタッドピアス
各月の誕生石カラーをイメージしたピアスです。
自分と関わりの深いものに守ってもらうという考えは、古来からある風習とされています。誕生石カラーのピアスはアミュレットにピッタリ。
小ぶりなので毎日でも身につけて、運気アップを目指しましょう♪
【18K】天然淡水バロックパールチェーンリング【美人百花12月号掲載】
パールは女性を守護するといわれるパワーストーン。
こちらはチェーンでサイズ調整するタイプなので、総合的に運気を上げたいときは右手の小指に、仕事で行き詰ったときには右手の中指にと、シチュエーションに応じてつける指を自在に変えられるのがポイントです。
あなたのオーダーメイドな願いごとにも、フレキシブルに対応してくれる一本になってくれるでしょう。
【S925/14K】アシンメトリーノットライン淡水バロックパールピアス【mina10月号掲載】
女性のお守りである真珠をあしらったノットモチーフのピアスです。ノットは縁結び意味があり、パールとダブルで縁起のいいすぐれもの。
左右のデザインがアシンメトリーになっているデザイン性の高さも魅力です。
パールとノット、この二つの要素をあわせもつピアスなら、あなたの心強い味方となってくれるでしょう。
【S925/18K】ホースシューハーフライン2wayピアス【日経WOMEN11月号掲載】
ホースシュー=馬の靴、馬の蹄を守る蹄鉄(ていてつ)のことです。ヨーロッパでは昔から魔除けやお守りとして知られており、日本でも馬は人を踏むことがない動物なので、交通のお守りとして知られています。
基本的には幸せを受け止められるよう、Uの字になるよう身につけます。地域によっては今の現状の不運を遠ざけたい場合に、∩のカタチになるよう身につけることもあるそうです。
こちらのホースシューは、シルバーとゴールドの2色展開です。シルバーには魔除けの効果がありますので、魔除けとして身につけるならシルバーがおすすめ。
ゴールドには富をもたらす効果があると言われますので、あなたの願い応じて選んでもいいですね♪
ちなみに、蹄鉄を馬の蹄に打ちつけるときの釘の数は7本だそう。また7という数字が出てきましたね。
【S925/18K】ホースシューモチーフネックレス
ピアス同様、幸運を呼び込むホースシューモチーフのネックレスです。ピアスとお揃いでも、単品でもアミュレットとして活躍してくれるでしょう。
風水では、キラキラしたものは金運が上がると言われていますので、煌めくホースシューモチーフは心強いですね!
ゴールド×キラキラで金運アップを目指すのもいいですし、シルバー×キラキラで魔除けと金運をバランスよく願うのもアリです♡
【18K】カラフルスクエアジルコンリング
レッド・パープル・グリーンと、色とりどりのジルコンが散りばめられた指輪です。アミュレットと聞いてまず思い浮かべるのは、このようにカラフルな指輪ではないでしょうか。
主役級の迫力があり、人の目を引き付ける力があるリングを身につけていれば、テンション上がること間違いなし♪
石座はラウンドとスクエアがリズミカルに配置され、よく見かけるアミュレットジュエリーよりおしゃれな仕上がりが嬉しいです。
【S925/18K】ジルコンハニカムラインリング
ハニカム構造とも言われる六角形が並んだ指輪です。ハニカムは英語でミツバチの巣を意味しますが、亀の甲羅に似ていることから日本では亀甲文様とも言われています。
亀は長生きすることから亀甲文様は長寿や繁栄の象徴として、名門武家の家紋や神社の神紋などにも多くみられます。
こんな縁起のいいモチーフは、アミュレットとして身につけるのに最適でしょう。伝統的なモチーフにもかかわらず、見た目はとってもキュートですので、あからさまな開運グッズに見えないところもいいですね。
アミュレットに関するQ&A
アミュレットについてよくある質問をまとめました。石は何を選べばいいの?指輪ならどの指にするのが正解?など、せっかくアミュレットを身につけるなら、気になるギモンはスッキリ解決してから身につけましょう!
まとめ
アミュレットの意味やチャームとの違い、選ぶ際のポイントをお伝えしました。アミュレットはお守りの一種で、魔除けの効果があるとされています。
7色の石を使ったものが多いものの、アイテムやモチーフに決まりごとはないため、あなたの直観を信じて選んでみてください。選びきれない場合は、誕生石やラッキーモチーフなどに絞って探してみると、お気に入りが見つかるかもしれません♪
アミュレットはアクセサリーというカタチをした、あなたの心のビタミンです。アミュレットを探す際は、新たなアミュレットとの運命の出会いに胸を躍らせましょう。ワクワクの気持ちがきっとあなたにぴったりのアミュレットと引き合わせてくれるでしょう。