【プロ解説】プチプラや安物アクセサリーは恥ずかしい?について本気で考えてみた
30代・40代になると、「安物のアクセサリーをつけるのは恥ずかしい?」「安物だとダサく見える?」と不安になる方が増えてきます。結論、安いアクセサリーがダサく見えるのには大きく3つの理由があり、上手に使えばプチプラでも大人の女性の強い味方になってくれます。
安物のアクセサリーがダサいと感じる方に、プチプラとジュエリーの違いや、30~50代の大人も楽しめるプチプラとの付き合い方を解説します。
私も昔は安物だと恥ずかしいと思うタイプでしたが、長年この業界に携わってみて今では勘違いしてたな…と強く感じています。
過去を振り返ってみて「なぜ一般的に"恥ずかしい"と感じる風潮があるか」を真剣に考え、見解をまとめてみました。
長文になりますがぜひ読んでみて欲しいです。
【1.3万人アンケート】大人が安いアクセサリーを付けるのは恥ずかしい?恥ずかしくない?
ChooMiaの公式Instagramでアンケートを実施しました。
【総回答数(票)】
恥ずかしくない派:81%(120票)
恥ずかしい派:19%(29票)
圧倒的に「恥ずかしくない派」の人が多く、価格よりも”好きなものをつける”ことで、自分を表現したいと考えている人が多く見られました。
そのほかにも「流行りものと、長く使えるもので分けている」「光沢がピカピカしている安く見えるものは避ける」など理論派な意見も寄せられていました!
「安いアクセサリー=恥ずかしい/ダサい」は偏見!
結論、恥ずかしかったりダサ見えしたりするのは安いアクセサリーという「金額」だけが原因ではありません。原因となるのは大きく分けて3つ。
- コーディネートとのミスマッチ
- アクセサリーの品質や仕上げ
- 身につける人との相性問題
上記3つの項目さえ間違えなければ、安物のアクセサリーでも恥ずかしくない着こなしが叶います。
以下に詳しく解説します。
【ミスマッチ】コーデに合っていない組み合わせはダサ見えする
アクセサリーの金額にかかわらず、ファッション全体の雰囲気がアクセサリーと合っていなかったり、時代遅れだったりすると、ダサ見えしてしまうもの。
「高い=おしゃれ」でないことは、多くのファッションデザイナーやセレブが証明済みです。けれど、ユニクロに代表されるファストファッションにも抵抗がないにもかかわらず、アクセサリーになると金額を気にしてしまう人は多いです。
雰囲気に合わない高価なジュエリーを身につけるより、トレンドを押さえつつ清潔感のあるコーデのほうがおしゃれに見え、アクセサリーがプチプラでもみんなのお手本になるでしょう。
迷ったらデザインものよりも普段使いできるベーシックなアクセサリー選んで!どんなコーデにも合わせやすく安見え回避できます♪
【品質】プチプラの中でも質のいいもの・悪いものがある
プチプラアクセといっても、その品質は千差万別。細部を観察し、質のいいものを見極めれば、上品な装いは可能です。
プチプラであっても石が斜めに留まっていたり、メッキが剥がれていたりするものは避け、質のいいものを選び取る力を身につけましょう。
本物を多く見てきた人ほど質の違いに気づく感度がよくなりますので、安いものは質が良くない、高いものは質がいいといった先入観で物の良し悪しを判断しない癖をつけましょう。
品質を見極める力は、服でもアクセサリーでも「なぜこの価格なのか」を考えながらものを見ると養われます。
金額で単純な区別をせず、好奇心を持って品定めを楽しめる大人になることが大切です。
迷ったら素材が「合金」だけのものは避け、「18Kコーティング」や「SV925」などの素材をチョイスするだけでもグッと高見えしますよ!
【相性】自分にとって似合うカラーやデザインは変化する
年齢を重ねるにつれ、自分に似合うデザインは変わっていきます。そのため、昔手に入れた高価なジュエリーでも、今のあなたに似合うとは限りません。
高くても似合わないデザインを身につけていればダサく見えてしまうため、普段から自分をよく観察し、アップデートすることが大切です。
何より残念なのは、古いアクセサリーが自分には似合わなくなってきていることに薄々気づいていながら、「高かったから」という理由だけで身につけること。自分の感性を裏切ると、表情や仕草にも自信のなさが現れてしまいます。
それより、プチプラでも今の自分にぴったりなアクセサリーを颯爽と身につけるほうが、ずっとずっと楽しい。大人になるほど金額に縛られたアクセサリー選びは、卒業してもいいと思います。
もちろんお気に入りのものや、ずっと身につけていたいと思えるアクセサリーならいつまでも身につけて構いません。ただ、金額だけが理由で手放せないものに関しては「本当に”今”の自分に必要なものか」を問いなおすようにしてください。
迷ったら大人世代に人気のアイテムから探してみると失敗しにくいですよ♪まずはプチプラでもシンプルでゴールド/シルバー系やパール系から挑戦してみるのがおすすめ!
今売れてる人気のアイテムはコレ!
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アクセサリーは趣味・嗜好性の高いアイテム=考え方は千差万別
アクセサリーに対する考え方は人の数だけあります。アクセサリーは生活必需品とは違い趣味性が高く、商品によって価格の差が大きいため、アクセサリーのどこに価値を置くかは人それぞれ。
価値の違いが考え方の違いを生み、安物=ダサい・恥ずかしいと感じる人もいますが、視点を変えれば、違う世界が見えてきます。
アクセサリーの価値を大きく4つに分けて解説します。
アクセサリーの金額に価値を置く人
アクセサリーの金額に価値を置く人は、払ったお金でアクセサリーの良し悪しを決めます。しかし、購入価格が高くとも、資産価値の低いアクセサリーは存在します。
物の価値は金額だけでは決まらないため、高いアクセサリー=いいものという思い込みがあると、後日そのアクセサリーの買取価格を知ってがっかりしてしまう可能性もあるでしょう。
金額縛りでアクセサリーを見る癖がつくと、誰かと比較して落ち込んだり、本当に欲しいものが分からなくなったりと、おしゃれを心から楽しめなくなる人も。
せっかく高価なジュエリーを買うなら、金額だけに価値を置くのはもったいないと思います。
アクセサリーのブランドに価値を置く人
中には、ブランドもののジュエリーしか身につけないという人もいるでしょう。たしかに誰もが知るブランドのジュエリーを身につけていれば、おしゃれに気をつけている人に見えそうです。
また、そのブランドのファンで、身につけるだけで気分が上がるという人にとっては、ブランドで選ぶことが悪いわけではありません。
ただし、ブランドのジュエリーだからといって高い素材を使ったものとは限りません。プチプラアクセサリーと同じ素材で価格が何倍も違うというケースも多くあるため、納得した上で購入することが大切です。
アクセサリーの素材に価値を置く人
宝石や地金など、アクセサリーの素材に価値を置く人は、ジュエリーをおしゃれのためだけではなく、将来的な資産としても考えている人に多いです。
子や孫の代に受け継げるようなジュエリーは素晴らしいですし、本当に価値のあるものを見極める目も養われます。
将来的に売却を考える際にもいい選択だとは思います。けれど、本当にいい素材のジュエリーである程度ボリュームのあるものだと、私たちが普段アクセサリー売り場で見るものとは購入価格の桁が違い、最初のハードルが高すぎるケースがほとんどです。
とっておきの一本なら何とかなっても、よほどの資産家でない限り、素材にこだわったアクセサリーをファッションのテイストごとに揃えるのは、険しい道のりといえるでしょう。
アクセサリーのデザインに価値を置く人
アクセサリーのデザインに価値を置く人は、金額にかかわらず、自分の好きなもの、似合うものを選び取ることが可能。
購入前に仕上がりやディテールの違いもしっかりと比較している人が多く、結果的にムリのない金額で高品質なものを手に入れられる確率が上がるでしょう。
自分の軸があり、ブランドや価格に惑わされない人のコレクションは、まさに自分だけの宝石箱。多種多様で見ているだけでワクワクするようなものになります。
安物のアクセサリーと高級ジュエリーの違い
ここでは、貴金属と天然宝石を使ったジュエリー(ファインジュエリー・ハイジュエリー)と、メッキやイミテーションなどを使用したアクセサリー(コスチュームジュエリー)の違いを解説します。
ハイジュエリーやファインジュエリーと呼ばれるものの定義としては、貴金属と天然宝石を使ったものという認識が一般的です。ただ、近年はラボグロウンダイヤモンドなど、合成石を使用したものでもファインジュエリーと呼ばれるケースがあるようです。
呼び方は曖昧な部分もあり、個人や組織によって捉え方が異なります。
ここでは合成石も含め、貴金属の純度がジュエリーの最低品位を満たしているものをファインジュエリーやジュエリーと呼び、さらにデザイン性が高く技巧に優れたものをハイジュエリーと呼ぶこととします。
コスチュームジュエリーは使用する素材に制限がありません。価格は関係なく、ファインジュエリー以外のアクセサリーを、コスチュームジュエリーやアクセサリー、中でもおよそ1万円以下のものをプチプラと呼ぶことが多いです。
素材の違い
昔からダイヤモンドの流通をコントロールしているような海外の老舗メゾンや、真珠養殖にルールがあるようなブランドは、当然一流の素材でジュエリーを製作しています。
豪華な素材をふんだんに使用したジュエリーは大量生産できず、価格も簡単に手が出せるものではありません。
一方プチプラは土台となる地金に安価な素材を使用し、メッキでゴールドやシルバーの色調を再現します。昔は一部のお金持ちの特権だったジュエリーを誰でも気軽に楽しめるよう、素材の価格を抑えつつ美しく見せる工夫をこらしています。
なお、ジュエリー起源ではないブランドが取り扱うアクセサリーは、プチプラと同様にメッキ加工の商品も取り扱っていて、価格が高くても高価な素材を使用しているものばかりではありません。
製作工程や技術の違い
前述した老舗のジュエリーメーカーは、地金の配合や石留めにも高い技術を持っています。製作工程には多くの熟練職人が携わり、どこから見ても隙のない、究極の美しさを追求するのがハイジュエリーです。
プチプラは大量生産を前提としています。コストを下げるため製作にかける時間は極力短く、高い技術を必要とする工程は簡略化します。
素材やコストの制限がある中で、いかにいいものを作るかという知恵や工夫が大切なのが、プチプラの製作現場です。
ブランド力・デザイン性・オリジナリティー
ハイジュエリーを世に出すブランドは高度な技術を活かした独自性があり、歴史に裏打ちされたネームバリューがあります。
誰もが高級だと知っているものを所有することで自分のプライドを保つ人にとっては、ブランドネームが大切になってくるでしょう。ブランドが特定しやすいデザインのジュエリーも多くあります。
プチプラアクセでは、ブランドはそこまで主張しません。デザインに関しては、独自の雰囲気を大切にするブランドや、バラエティーの多さを強みとするブランドなど、それぞれに特色があります。
ハイブランドのデザインを参考にしたのではと思うものも中にはありますが、オリジナリティーにこだわったプチプラショップは安くてもしっかりとした世界観を感じられるでしょう。
また、ブランドは新作のたびに世界中に流通させるだけの素材を確保するのが難しく、ラインナップが限られます。
その点プチプラは流行のデザインに対する反応が早く、デザインも豊富です。
歴史や知名度の違い
誰でも聞いたことのあるような有名ブランドには古い歴史があり、一目置かれる存在です。昔から多くの人に支持されてきたという事実がブランド信頼につながり、価格に見合う価値を提供してくれるはずという期待につながります。
プチプラショップには老舗ブランドのような歴史や知名度はありません。ただし、コスチュームジュエリーを扱っていても人気のあるショップは知名度が上がり、百貨店にも出店しています。
届けたいサービスの違い
ファインジュエリーとプチプラの違いをざっくり解説しましたが、結局はユーザーに届けたいサービスの違いといえます。
手に入りやすい価格でアクセサリーを楽しんでもらいたいプチプラと、贅沢で特別な気分を高めてくれるファインジュエリーでは、価格や製作工程に違いがあって当然です。
どちらがいいとか、悪いとかではなく、自社の商品を手に取るお客様にどう感じて欲しいかのゴールが違うために生じる違いといっていいでしょう。
安物アクセサリーとハイジュエリーの見分け方
安物と本物のジュエリーを見分ける方法はいくつかありますが、質のいいジュエリーをよく見てきた人ほど、上手に見分けられます。
美しい仕上げを知っている人ほどプチプラアクセを選ぶのも上手で、安っぽく見えない着こなしができるため、百貨店などに行く際は、ついでにジュエリーショップも覗いてみましょう。
具体的には、以下のポイントで見分けます。
刻印・ブランドロゴ
プチプラとファインジュエリーを見分けるなら、刻印を確認してみましょう。ジュエリーには地金の品位を示す刻印や、ブランド名が刻印されているものがほとんどです。
ただし海外の悪質な業者の場合、メッキ品に偽の刻印を押してあるケースもありますので、刻印を確認すると同時に信用しすぎないように注意してください。
買取業者などは刻印が信用できないと判断した場合、精密な検査をする前に磁石を近づけて地金の品位を見分けることもあります。
全体の技巧やセンス
ジュエリーを見慣れている人なら、ぱっと見た感じの雰囲気や仕上げでおよその価値を見分けられる場合もあります。仕事でハイジュエリーを多く見る機会のある人などは、直感で判断できるかもしれません。
また、ぱっと見では判断できなくても、ルーペを使ってしっかりと観察すれば一般の人でも良し悪しを判断できるようになるでしょう。
仕上げ
ある程度素材がいいのに仕上がりがもう一歩、というブランドも存在するため、すべてが当てはまるわけではありませんが、いいジュエリーは細部や裏面の仕上げがしっかりしています。
見える部分がキレイでも、裏の仕上げが甘いものは、ハイジュエリーとは呼べません。
粗探しのようですが、刻印が斜めになっていたり磨き残しがあったりと、全体の仕上げがイマイチの場合は、プチプラやコスチュームジュエリーである可能性を考えてみてもいいでしょう。
使用素材
明確でわかりやすい基準として、素材を確認してみるのもいいでしょう。ファインジュエリーの場合は素材に貴金属や宝石を使用しているため、どこかに貴金属の品位や、宝石の質量を示す刻印が打たれています。
反対に、刻印がないものはコスチュームジュエリーである可能性が高くなります。
連パールなど刻印が打てないものに関しては、金具にブランドや金具の地金の品位が刻印されているため、確認してみてください。
安物のアクセサリーを恥ずかしいと感じるのは30代以降の人が多い
個人的な感想ですが、人は年齢を重ねるにつれ、質のいいものや本物に価値を求める人が増えていくようです。
アクセサリーでいえば30代がターニングポイント。年代が上がるにつれ、雑誌などでもハイジュエリーの広告が目に入り「年齢的にいいものを身につけないといけない」という見えないプレッシャーを感じるようになります。
幼い頃、ご両親に見せてもらった家宝的なジュエリーが印象に残っており、当時の親の年代に差し掛かることで本物を意識する人もいるでしょう。
けれど、バブル期に大人だった親世代とは金銭事情が違いますし、地金の価格は年々上昇中。ゴールドの価格は30年前と比べ、3倍以上に跳ね上がりました。
本物の良さを否定するわけではありませんが、本物でなければいけないという思い込みによって安物は恥ずかしいと感じているなら、少しもったいないような気がします。
大人の女性は年齢相応という言葉に惑わされがち
私たちは大人になるにつれ、どこへ行っても年相応の振る舞いが求められ、基準を下回ると恥ずかしい人のレッテルを貼られます。
結婚式・お葬式・パーティーなど、人生で何度も経験するものではないのに、なぜか年を取ると対応できてあたり前とされてしまうのです。
直接誰かから指摘されたわけでもないのに「年相応」という意識は着るものや、読む本などにも影響を与えます。
自分もそろそろ「年相応の」アクセサリーを身につける年齢かなと、百貨店に足を運んで相談すれば、勧められるのは高品質で高価なもの。けれど、本来アクセサリーに年齢に応じた素材など存在しません。
前述のように、ハイジュエリーにはハイジュエリーの価値が、プチプラにはプチプラの価値があります。
年相応という言葉に惑わされず、自分の求める満足にお金を使えるセンスこそ、大人の女性に必要なスキルです。
必ずしも「年齢に相応しい装い=お金をかけること」ではない
数十年のうちにプチプラアクセの技術は進歩し、昔では考えられないような質のいいプチプラアクセがネットでも買える時代になりました。今は自分に似合うデザインのアクセサリーは、あえて高いお金を払わなくとも手に入ります。
もちろん、頑張った自分へのご褒美として、高価なジュエリーを手に取るのは素敵な経験ですし、筆者も憧れのブランドはたくさんあります。けれど、年齢を理由に、金額を意識してアクセサリーを選ぶ必要はありません。
年齢に相応しいとは、素材がいいことでも、金額の高さでもなく、今の自分に似合うものを身につけているかどうかで決まるのです。
安物のアクセサリーに対する価値観は人によって違う
安物とは、何円のアクセサリーを指すのでしょう。個々の収入や考え方によって対価としてのお金の価値は変化します。安物の価値観は人によって異なり、あなたにとっての安物が他の人にとっては高価なものになる可能性だってあるでしょう。
価値観はその人の纏う雰囲気にも現れるため「私は安物のアクセサリーを身につけている」という意識でアクセサリーをつければ、そのように見えてしまいます。
たとえそのアクセサリーが自分にとって安いものだったとしても、「私はお気に入りのアクセサリーを身につけている」という気持ちでいたほうが、素敵な人になれることは間違いありません。
人によって基準が違うものに惑わされることはありません。あなたはあなたのセンスでアクセサリー選びを楽しんでください♪
アラサー以降は自分に合うものを見つける目を養うことが大切
年齢を重ねた女性に必要なのは、高価なジュエリーではなく、自分に似合うものを選び取るセンスです。また、上品な装いのためには、プチプラでも安物に見えない品質を見極める目も必要です。
ウインドウショッピングで十分なので、普段からいいジュエリーを見て、特別な日にはとっておきのジュエリーを身に纏う。そうして自分を飾ることを楽しんでいる人は、常に自分に似合うものを知っています。
オンタイムで自分にベストなアイテムを選ぶには、プチプラアクセサリーを上手に活用するのが賢い方法です。
安物だからダサい・バカにされるは思い込み
おしゃれにプチプラをつけこなしている人は大勢いますので、まずはインスタなどを参考に上手な着こなしを勉強してみましょう。
プチプラをバカにする人は、アクセサリーの価値をデザイン以外に置いている人です。けれど、安いものとダサいものはイコールではありません。
高いもの・ブランドもの・本物の素材だけを身につけたい人は、その人の価値観に従って行動しているだけ。
あなたがプチプラでも好きなデザインのアクセサリーを選んでつけているのなら、周囲の目は気にせず堂々と楽しんでください。
金額に関係なく好きなものは自信を持って身に着ける
アクセサリーだけではなく、普段から自分の好きなものに自信を持ち、堂々と身につけるには、自分を大切にすることが大切です。
服でもアクセサリーでも、安いから買うのではなく、好きだから買うという意識を持ちましょう。
買ったもののどこが好きかというところまで言葉にできるとベストです。そうすると自分の好きなものに対する粒度が上がり、より買い物の失敗が減ります。
結果的に買い物の失敗が減り、好きなものにかけられる金額も上がるでしょう。
「安物はいらない・つけないほうがいい」はもったいない
プチプラの金額だけを見て、安物だからいらないと避けてしまうのは、新しい出会いを逃すもったいない行為です。もしも気になるデザインがあれば、一度手に取って見てください。
プチプラアクセは、ショップによっては残念な仕上がりの商品もあるため、もしかすると、失敗することもあるかもしれません。けれど、高額なアクセサリーと違い、プチプラアクセは失敗してもあまりお財布が痛まないので、実のある失敗ができます。
すぐに壊れてしまったなら、どういった部分が壊れやすいのか、次回チェックするポイントとして覚えておきましょう。
似合わないデザインだったなら、どこが自分に合わなかったのか、また、どういったファッションなら似合うかといった工夫も生まれます。
プチプラだからこそ見る目を養ったり、普段つけないアイテムを試したりといったことができるチャンスと捉え、上手に利用していただきたいと思います。
プチプラアクセサリー推しのワーママは多い
30〜40代のワーママは、プチプラアクセを上手に使いこなせる人が多いです。20代の頃より自分にかける時間もお金も限られる中でおしゃれを楽しむために、ネットやプチプラを賢く利用しています。
この時期に短時間で自分の欲しいものを探すスキルや、品質を見る目が養われると、年齢を重ねて時間的・金銭的に余裕ができてからのジュエリー選びにも活かせるでしょう。
反対に、時間やお金に余裕はないけれど、恥ずかしいからとプチプラを避け、アクセサリーを身につけなくなる人が増える時期でもあります。
いわば、この世代は忙しい日々の中でもプチプラを上手に取り入れながらおしゃれを続け、女性としての品格を大切にする人と、ノーアクセ・ノーメイクでも平気なおばさんになる人の分かれ道。
どちらの道に進むのも自由ですが、よりワクワクする道へ進んだほうが人生は楽しいですよ♡
TPOに合わせた着こなしが重要
30代以降はメリハリの効いたおしゃれが大切です。普段はプチプラをつけていても、きりっとしたい場面で使えるアクセサリーをいくつか持っておくといいでしょう。
プチプラ使いが上手な人は、自分に似合うものを知っているため、高価なジュエリーを選ぶ際にも失敗が少ないです。
新しく購入しなくても、大切な人から譲り受けたものなどでも構いません。特別な日に身につける大切なジュエリーが手元にあれば、眺めているだけで元気になりますし、普段とは違う装いの日でも自信を持って過ごせます。
ネックレスならチェーンを貴金属にすると長く使える
もしも全身プチプラが恥ずかしいと感じるなら、チェーンを本物のゴールドやプラチナといった素材に替えてみましょう。チェーンは直接肌に触れる機会が多く、メッキが剥がれなどがあると気になるもの。
華奢なチェーンならトップを付け替えて使いまわせますし、今はチェーンタイプのネックレスが流行中なので、デザインが豊富です。
アクセサリーの金額ごとの利用シーン
アクセサリーの金額の差は素材・デザイン・工数・ブランド力といったものの総合力、またはいずれかで決まります。
アクセサリーを利用するシーンで使い分け、メリハリのあるおしゃれを楽しみましょう。
普段はプチプラでも、結婚式や高級レストランでの食事など、自分にとっておしゃれを楽しみたい日には、奮発して買ったジュエリーを合わせてリッチな雰囲気を堪能したいもの。
プチプラとハイジュエリーを使い分けることで、どちらのいい面も活かすことが可能になります。
数百円のアクセサリーは劣化の早いものが多い
最近は、100円均一などでも買えるワンコインアクセサリーも数多く出回っています。こういったアクセサリーは大人にはあまり向きませんが、ワンシーズンの流行ものや、海やプールなど紛失しやすい場所で便利です。
長持ちはしませんし、品質や素材もあまりいいものではないため、仕事などきちんとした身だしなみが求められる場所にはおすすめしません。
けれど、子どもと泥だらけになって遊ぶ予定の日になんとなくコーデが寂しいというときでも気軽に身につけられます。
3,000円前後のアクセサリーは品質・デザインともに日常使いしやすい
3,000円前後のアクセサリーなら、すぐにメッキが剥がれてダメになるケースも少なく、オフィスなどでも身につけられる品質を保っているものがほとんどです。
ただ、筆者の感覚では、この価格帯のアクセサリーがもっとも品質にバラつきがあると感じます。3,000円代のアクセサリーの中には、残念ながら数百円で買えるものと大差ない仕上がりのものがあります。
反対に、メッキとはいえ1〜3万円前後のアクセサリーと見分けがつかない品質のものも多く見つかるため、購入の際は品質をよくチェックしてください。
3,000円~1万円前後のアクセサリーはアレルギーなどへの配慮もある
プチプラの中でもチタンやシルバーなど、アレルギーに配慮した素材のアクセサリーは、3,000円前後から多くなります。
仕上げやコーティングもしっかりしているものが増えるため、この価格帯のアクセサリーは長く身につけられるでしょう。長く使える定番デザインは人と被りやすいため、自分に合うカラーやサイズを選ぶセンスが大切です。
華奢なものなら10金や14金など、素材にゴールドを使用したものも見つかります。
ただし、10金などの品位が低いゴールドの場合は、アレルギー発症のリスクは否定できません。そのため、10金よりもシルバーでしっかりメッキ加工されているもののほうが、アレルギーや変色などの面でも安心という場合もあり得ます。
3万円~のアクセサリーは自分の心の栄養になる
プレゼントや、自分へのご褒美としてアクセサリーを選ぶなら、3万円前後のものをおすすめします。
貴金属のアクセサリーが手に入る価格帯なので、壊れてしまったとしても修理がしやすく、リフォームをして一生使い続けられるものも見つかるでしょう。
お気に入りの石やパーツなど、セミオーダーができるようになるのもこの価格帯から。とくに欲しいデザインがない場合は、目上の方との会食など、きちんとしたい場面でも使える定番ものがあると便利です。
安物買いの銭失いにならない!安物のアクセサリーでも可愛く見せるコツ
プチプラのアクセサリーでも、安物っぽく見せないためには、品質の見極め以外に遊び心を取り入れるのがコツ。
大人が大人びた着こなしをしても普通になりますが、遊び心を取り入れたプチプラコーデは余裕を感じさせてくれます。
フェイクを遊び心にすれば大人コーデのポイントになる
プチプラをジュエリーの偽物としてつけるのではなく、デザインのポイントとして取り入れる意識を持ちましょう。本物の代わりではなく、フェイクとして堂々と楽しんだほうが、飾らない美しさが引き立ちます。
本物ではあり得ない大きさのガラス製の宝石などを、コーデのポイントとして取り入れてみてください。
他のアイテムとのメリハリを楽しむ
プチプラアイテムを、ハイブランドの小物と合わせてみたり、ハイジュエリーと組み合わせて、普段と違う雰囲気を楽しみましょう。
品質のいいプチプラの場合、合わせる小物によって雰囲気が変わり、グッと上品に見えるものがあります。単体でつけるよりグレードが上がるため、いつもよりおしゃれをしたい日に試してみてください。
反対にあまり質の良くないプチプラは、他の小物までダサ見えさせてしまう可能性があるため、プチプラでも質のいいものを揃えることが大切です。
プチプラの日常使いでセンスを磨く
プチプラアクセはお財布にやさしいため、似合うものを気軽に試せるのがメリットです。センスアップには試行錯誤が欠かせませんから、サイズやカラーなど、さまざまなバリエーションを試してみてください。
自分に似合うものは日々変化しています。年齢を重ねるほどおしゃれは定番化し、挑戦をしなくなる人は増えますが、プチプラならちょっとした冒険が気軽にできるため、新鮮な気持ちを取り戻せます。
リングはあえて大振りなものが可愛い
指輪は貴金属となじみ深いアイテムです。マリッジリングとしてゴールドやプラチナのリングをつけっぱなしにしている人も多いでしょう。
プチプラのリングはマリッジリングと比較されにくい大ぶりなものにすると、メリハリと遊び心のあるコーディネートが楽しめます。
メッキ剥がれが気になる人はシルバーアクセサリーもおすすめです。シルバーは経年変化を楽しめる素材なので、マリッジリングと同様に長くつきあえる一本になります。
華奢な指輪は購入前にしっかりチェックしてください。単体で見たらそれなりにキレイに見えても、マリッジリングの近くにあると貧相に見えてしまう可能性があります。
ネックレスは個性的なデザインを選んで垢抜ける
地金価格高騰の影響でチェーンが値上がりしています。ボリューミーなネックレスはメッキものが多いので、品質を見極めて傷やメッキはがれのないものを選びましょう。コマの形やボリューム感で個性を出すと、プチプラでもおしゃれに仕上がります。
ピアスはコーデによって使い分ける
ピアスは落としやすいアイテムなので、プチプラがおすすめです。顔回りは印象に残りやすく、とくにマスクをしている場合、ピアスで少しでも華やかさを出せるのは便利です。
ピアスは小さいアイテムなので素材がいいものもプチプラで手に入れやすく、ボリュームやカラーを変えるだけでコーデ全体の印象を左右する力があるため、いろいろなデザインを揃えておくといいでしょう。
アレルギーのある人はチタン素材のピアスがおすすめです。
ダサい安物アクセサリーについてのQ&A
安物のアクセサリーがダサい・恥ずかしいと感じる方のギモンにお答えします。変色のしやすさなど、安っぽさが不安な方は参考にしてください。