樹脂ピアスでもかゆくなることも!金属アレルギーさんの知っておきたいメリット・デメリット

樹脂ピアスでもかゆくなることも!金属アレルギーさんの知っておきたいメリット・デメリット

樹脂ピアスとは

樹脂ピアスとは、ポストやフック、キャッチなど、肌に触れる部分が樹脂でできているピアスのことです。金属アレルギーなどでピアスがつけられない人でもつけられるため近年デザインが増えており、使われる樹脂もアクリルやポリカーボネイトなど、種類が増加しています。

「軽くてアレルギーの心配が少ないなんていいことばかり!」と思うかもしれませんが、実は注意が必要なことも。
ピアスホールは繊細なので、樹脂ピアスにすれば肌荒れなどの問題がすべて解決するとは限りません。

今回は、樹脂ピアスのお話です。樹脂ピアスのメリットやデメリット、樹脂ピアスでも痒くなる理由や、金属のピアスとの違いをご紹介します。
樹脂のピアスも金属のピアスも、いい点、悪い点がありますから、あなたに合ったピアスを選ぶ際の参考にしてください。

樹脂ピアスのメリット

樹脂ピアスは金属にアレルギーのある人でもかぶれることなくつけられるのが一番のメリットです。副次的なメリットとして、価格や軽さなどもあげられます。まずは樹脂ピアスのメリットから詳しく見ていきましょう♪

金属アレルギーの心配がない

樹脂ピアスは肌に触れる部分が樹脂でできているため、金属アレルギーを起こす心配が少ないです。少ない、というのは、飾りの部分が樹脂ではない場合、デザインによっては金属が肌に触れてしまう可能性があるためです。

ポストやキャッチが樹脂でも、飾り部分には金属が使われているものも多いので、スタッドピアスやフープピアスなどは、一部金属が耳たぶに触れてしまうかもしれません。
とはいえ、ポストやキャッチに金属が使われているものと比較すると格段に金属の接触は少なくなりますから、アレルギーのせいでピアスがつけられない人にはありがたい素材です。

敏感な人はわずかな金属にも反応してしまいますので、金属が当たる部分だけかゆくなるようでしたら、コート剤などを塗って保護するのもいいでしょう。

キャッチやポストが樹脂だからと安心せず、飾り部分に使用している金属もチタンなどアレルギーが出にくいものを選んでくださいね。
金属製のピアス用に、樹脂のいいところだけを利用した、金属にかぶせるカバーなども販売されていますので、金属アレルギーが心配な人は試してみるのもいいでしょう。

飾り部分も樹脂でできていれば一応は安心できますが、樹脂がしっかりと硬化していないものが肌に接触すると樹脂アレルギーを引き起こす可能性がありますから、ハンドメイドサイトなどで樹脂ピアスを選ぶ際は、製作技術を信用できる人から購入するようにしてください。

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リーズナブルな価格

一般的に樹脂ピアスは金属製のピアスより価格が安いです。安いぶん色々なタイプを試せるのは嬉しいですね。
しかし、後述しますが樹脂ピアスは金属製のピアスに比べて壊れやすいため、あまり長持ちはしないでしょう。

リーズナブルな価格ですので、消耗品としてある程度楽しんだらおしまいと割り切って購入したほうがよさそうです。

目立ちにくい

職場や学校などの規定でピアスが禁止されている場合は、デザインなしの樹脂ピアスをつけておけば目立ちません。 とくにピアスホールが塞がりやすいボディピアスなどは、ピアスをつけられない場面でもなるべく外さない方がいいので、目立ちにくい樹脂ピアスは重宝します。

一時的につけるぶんには、強度や雑菌などの心配も少なくなりますから、いざというときのためにひとつ用意しておくのもいいかもしれません。おしゃれ用というより、ピアスをつけられない場面での対策として透明な樹脂ピアスは役に立つでしょう。

軽くて着用感が良い

樹脂は金属より軽いため、たくさんピアスをつけている人にとって、軽くつけられる樹脂ピアスはありがたい存在。大ぶりなピアスをつけたい人にとっても、軽さはメリットになりますね。
ただし、樹脂ピアスは強度面に不安がありますから、重たい金属のピアスを支えるのにはあまり向きません。全体的に軽く作られているものが多いので、できるだけ耳に負担をかけたくない人にはいいでしょう。

つけ心地だけでなく、ピアスホールも良好に保ちたいなら、よりポストが細くて比較的軽い純チタン製のピアスもおすすめです。

樹脂ピアスのデメリット

いいこともある樹脂ピアスですが、デメリットもあります。金属製のピアスに比べて壊れやすい、雑菌が繁殖しやすいなど、樹脂ピアスを選ぶときはデメリットも知っておく必要があるでしょう。
樹脂ピアスは金属製のピアスとは違う注意点がありますから、特性を理解したうえで着用するようにしてください。

ピアスホールを傷つけやすい

樹脂ピアスは金属製のピアスに比べ強度がないため、ポストが太めに作られているものがほとんどです。そのため、金属製品の細いピアスをつけ慣れている人にはポストが太すぎて、ピアスホールを傷つけてしまう可能性があります。

また、先の鋭いものが多いため、鏡を見ながら慎重につけるようにしてください。透明な樹脂ピアスは鏡を見ても見えにくいため、ピアスホールに入れられず、耳たぶを傷つけるリスクがあります。

樹脂ピアスのポストが太すぎる場合は、ピアスホールを大きくすることでつけられるようになりますが、ピアスホールを閉じたときに目立つ傷になってしまう可能性もありますから、ホールを拡大する際はよく検討してください。

菌が繁殖しやすい

金属よりもやわらかい樹脂は、表面に細かい傷がつきやすいため、傷に雑菌が入り込んで繁殖してしまいます。せっかく金属アレルギーを回避するために樹脂ピアスをつけたとしても、お手入れを怠ると逆に肌荒れを起こしてしまうことも。

前述のように樹脂ピアスはポストが太くピアスホールを傷つけやすいので、雑菌が体内に侵入する可能性も高くなります。肌トラブルを防ぐためにも念入りなお手入れをしてください。
着用したあとはピアスを水洗いし、ピアスホールもよく洗浄しておけば菌の繁殖を抑えられるでしょう。

変色しやすい

樹脂は直射日光に弱く、汚れが付着していると黄色く変色してしまいます。とくに透明な樹脂ピアスは黄ばみが目立ちますから、壊れていなくてもつけられなくなるかもしれません。
樹脂ピアスは丁寧にお手入れをしていても短期間楽しむものと考えた方がよさそうです。長く付き合いたいピアスを選ぶときは、金属製のピアスから選ぶようにしてください。

ピアスが取れやすい

樹脂のキャッチは何度もポストに挿すうちに、穴が広がって取れやすくなってしまいます。金属製のピアスのように金属の可塑性を利用してとめるものは比較的長持ちしますが、樹脂の場合は弾力と摩擦力でとめることになるので、消耗品と割り切りましょう。

キャッチをマメに買い替える必要があるため、予備にいくつか持っておくと安心です。樹脂の中に金属のパーツを入れることで強度を高め、取れにくくしたキャッチも販売されています。

強度が弱くポストが折れやすい

樹脂ピアスの強度は金属製のピアスに劣るため、しばらく使っているとポストが折れてしまうトラブルが起きやすいです。
強度を上げるために金属製ピアスよりポストを太くしているものの、やはりそこまで長持ちするものではありませんので、安全のためにもつける前にしっかりと確認しておきましょう。大ぶりで重量のあるパーツを支えているものはとくに注意してください。

どちらかというとポリプロピレン(PP)製よりは、ポリカーボネイト(PC)製のピアスのほうが強度は高いので、少しでも長持ちさせたい人は樹脂の種類にも注目してみましょう。ただし、軽さの面ではポリプロピレン製が有利です。

耳に完全に触れないものを選ぶとデザインが少ない

いくら樹脂ピアスの数が増えたといっても、金属製ピアスに比べるとデザインはまだまだ少ないです。まったく金属が肌に触れないデザインとなると、さらに選択肢は少なくなるでしょう。

デザインによっては樹脂ピアスでは強度が足りず、金属製のポストやキャッチでしか作れないものも多くあります。せっかく安い樹脂ピアスで着せ替えを楽しみたくても、肝心のデザインが少ないとなれば、あまり選択肢は多くないかもしれません。

また、樹脂ピアスは強度がないぶん軽く作る必要があるため、どれも小ぶりで似たようなボリューム感になりがち。カラーやデザインで雰囲気を変えて楽しんでください。

樹脂ピアスはファーストピアスには不向き

ファーストピアスはピアスホールが安定するまで、数週間〜数ヶ月つけっぱなしにしておく必要があります。樹脂ピアスは強度がなく、雑菌も繁殖しやすいため、つけっぱなしのファーストピアスには向きません。
また、樹脂ピアスはポストが太いので、ピアスホールを開けたときに痛みが強く出る人が多いです。ただでさえピアスホールが安定するまではトラブルが起きやすいので、ファーストピアスは強度のある金属製のものをおすすめします。

金属アレルギーが心配な人は、チタンやサージカルステンレスなど、アレルギーが起きにくい素材を選んでつけましょう。純チタンはほとんど金属アレルギーを起こしませんから、不安な人はピアスホールをあけてもらえる病院などで相談してください。

すでに金属アレルギーがある人でも、アレルギーを起こしにくいとされる金属の中から選べば大丈夫なこともありますし、必要ならパッチテストなどで自分の体質を知ることも可能です。

樹脂ピアスでも痒いのはなぜ?アレルギー?

樹脂ピアスのデメリットでも解説したように、樹脂ポストは雑菌が繁殖しやすく、そのうえピアスホールを傷つけやすいです。雑菌だらけのポストを傷のあるピアスホールにつけていると、アレルギーがなくても痒くなってしまうでしょう。
また、樹脂のポストに金属の飾りがついていれば、一部金属が肌に触れてかゆみを引き起こしている可能性もあります。

樹脂でアレルギーが起こるのは樹脂が未硬化の場合で、しっかりと固まっていない樹脂からは化学物質が溶け出し、アレルギーを起こす可能性があります。

メーカーがしっかりと製造管理しているパーツについてはきちんと硬化しているため安心ですが、ハンドメイドサイトなどで手作りされた樹脂パーツの中には、硬化が不完全なものもあるかもしれませんので、痒くなってしまった場合は一旦使用を中止して様子を見てください。

ポストやキャッチは市販されているものを使っている作家さんが多いので、あまり心配しなくても大丈夫です。

樹脂ピアスに関するQ&A

樹脂ピアスの気になる疑問にお答えします!金属アレルギーを気にするあまり、樹脂ピアスのリスクを知らずに選んでしまうと、思ってもいないトラブルが起きる可能性もありますから、疑問を解決したうえで身につけるようにしましょう。

樹脂ピアスって危険なの?

樹脂ピアスは金属アレルギーになるリスクが低い一方、危険な面もあります。破損による怪我や、雑菌によるトラブルといった面では金属製のピアスより危険性が高いため、注意が必要です。
すでにピアスホールが安定しており、つける頻度が高くなければ危険とまでは言い切れないものの、ファーストピアスを樹脂ピアスにするのは危険です。

前述したように樹脂ピアスは雑菌が繁殖しやすいので、ファーストピアスで膿んでしまい、それでも外さないでいると、樹脂が耳たぶに埋没して取れなくなってしまう可能性もあります。

樹脂ピアスを付けたら腫れたり汁が出る…。なぜ?

樹脂ピアスはピアスホールを傷つけやすいうえに雑菌が繁殖しやすいため、金属アレルギーではなくても肌トラブルを起こす場合があります。
樹脂ピアスが耳に傷をつけてしまい、傷から雑菌が入って化膿しているかもしれませんから、異常が見られる場合は着用を控えましょう。

せっかく金属を回避していても、腫れたり嫌な汁が出てしまっては残念ですよね。まずは清潔を保つことを心がけ、太いポストを無理やりピアスホールに通すのは避けてください。

汁が透明な場合は生理現象ですので、あまり心配いらないケースが多いです。かゆみや腫れを伴う場合や、汁が黄色や緑色になっているようなら着用を中止し、治りが遅い場合は医師の診察を受けましょう。

樹脂ピアスの消毒方法は?

樹脂製のピアスは消毒液によって変質してしまう可能性がありますから、水洗いと石鹸でのお手入れが基本です。とくにアクリル樹脂はエタノール(=アルコール)と相性が悪いため、薬品を使った消毒は避けましょう。

樹脂は高温にも弱いため、煮沸消毒もおすすめできません。雑菌が気になるようでしたら、ポストではなくピアスホールを消毒し、清潔を保つようにしてください。

樹脂ピアスをつけたまま寝てもいい?

樹脂ピアスでも金属ピアスでも、ファーストピアス以外、つけたまま寝るのは避けた方がいいでしょう。
ピアスホールは寝る前などに一度キレイに洗い、清潔に保つことが大切です。

一度腫れたり膿んだりすると、見た目がよくないだけでなく、アレルギーを引き起こすきっかけにもなりますから、寝る前に外してピアスホールの状態を確認する習慣をつけましょう。

また、樹脂ピアスはあまり強度がありませんから、寝ている間に破損することも考えられます。寝ている間に怪我をしてはたいへんですから、寝るときは外すようにしてくださいね。

樹脂ピアスを細くする方法ってある?

樹脂ピアスを細くするのは、強度的に難しいと思われます。自分で削って無理やり細くすることは可能ですが、表面が荒れてさらに雑菌が入り込みやすくなるため避けてください。

ただでさえ折れやすい樹脂ピアスは、加工の途中で折れてしまう可能性も高いですし、やすり傷が残っていればピアスホールを傷つけてしまうかもしれません。
金属製のピアスは加工をしてくれる業者がありますから、ピアスホールに合わせてポストを細くすることが可能です。ただし、自分で削って細くするのはおすすめできませんから、専門の工房に依頼するようにしてください。

セカンドピアスを樹脂ピアスにするのはよくない?

やっと完成したピアスホール、なるべくトラブルなくピアスをつけるためにも、樹脂ピアスをセカンドピアスにするのはあまりおすすめできません。

ホールキープのための一時的なセカンドピアスであれば樹脂ピアスでもかまいませんが、できれば避けたい理由があります。
というのも、樹脂ピアスは前述のようにポストが太いため、まだ薄い皮膚しか形成されていないピアスホールにつけると耳を傷つける可能性があるためです。

セカンドピアスで化膿してしまうと、せっかく完成したはずのピアスホールの安定までさらに時間がかかってしまいますので、完全にホールが安定したと感じるまでは、樹脂ピアスを避けるのがベターです。

まとめ

樹脂ピアスのメリットやデメリット、お手入れの際の注意点などをご紹介しました。樹脂ピアスは軽くて金属アレルギーになりにくいというメリットがあるものの、肌トラブルを起こしやすい特徴もあるため、清潔を心がけましょう。
樹脂は耐久性の面でも金属には劣りますから、アレルギーの出にくい金属製ポストも検討してください。

ファーストピアスは樹脂ピアスより金属製のピアスがおすすめです。セカンドピアスについても、できれば樹脂ピアスは避けたほうがいいでしょう。樹脂ピアスはしっかりとピアスホールが安定してから試すとトラブルが少なくなります。

目立つピアスがつけられないシーンでは、透明な樹脂ピアスが活躍しますから、あなたのピアスホールに合った太さのものを用意しておくといいでしょう。

樹脂と金属、どちらも特徴を把握しておくことで、思いがけないトラブルを回避できる可能性がアップするでしょう。記事を参考に、快適なピアスライフをお過ごしください♪

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