真鍮で金属アレルギーは起こる?錆びや黒ずみなどの経年劣化対策やお手入れ方法まで解説!

真鍮で金属アレルギーは起こる?錆びや黒ずみなどの経年劣化対策やお手入れ方法まで解説!

真鍮ってどんな素材?

ハンドメイドサイトなどで、真鍮製のアクセサリーを多く見かけるようになりました。真鍮は銅と亜鉛の合金で、亜鉛の割合が20%以上のものを真鍮と呼び、亜鉛の割合が20%以下のものを丹銅と呼んでいます。
ゴールドのような輝きが特徴で、銅と亜鉛の割合によって見た目の色も変化します。アクセサリーだけではなく、楽器・金属部品・船舶用のパーツなど、さまざまなものに利用される身近な金属ですので、ご存じの方も多いでしょう。
しかし、聞いたことはあっても真鍮について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。中には、真鍮は金の偽物?と思っている人もいるかもしれません。

この記事では

  • 真鍮ってどんな種類があるの?
  • どうしてアクセサリーには真鍮製のものが多いの?
  • 真鍮は金属アレルギーになる?
  • 真鍮のアクセサリーが黒ずんだときのお手入れ方法が知りたい!

など、真鍮についての疑問にお答えします。

アクセサリーに使われている金属を知っておくことは、金属アレルギーの予防にも役立ちますので、ぜひ参考にしてください。

真鍮の種類

真鍮は、アクセサリーに使われる以外にもさまざまな用途に使われますので、それぞれの使用環境に耐えられるよう規格も数多く存在します。アクセサリーに多く利用されているのは、六四黄銅と言われる真鍮で、銅:亜鉛の比率が約6:4です。
真鍮板として売られているものも六四黄銅が多く、手に入りやすいので、ハンドメイドの真鍮アクセサリーなどの多くは六四黄銅。JIS規格はC2801(棒や管はC2800)です。
六四黄銅に鉄・アルミ・マンガンなどを添加して強度や耐食性を向上させた高力黄銅や、船舶用に海水に対する強度を持たせたネーバル黄銅など、ほぼ同じ比率でも添加元素によって特性を変えたものもあります。

他にもヒ素を加えたアドミラルティ黄銅や快削黄銅、銅:亜鉛の比率が7:3の七三黄銅など、さまざまな種類の真鍮があり、アクセサリー以外の製品にも多用されています。亜鉛の割合が20%以下の胆銅は管楽器などにも使われていますので、目にする機会も多いでしょう。

真鍮の特徴

真鍮は電気が流れやすいので、コンセントやコネクターなどにも多く利用されており、亜鉛の比率が多くなると金色に近づき、硬度も増すという性質があります。加工がしやすく耐食性に優れていますので、アクセサリーに向いているのですが、変色しやすいところが難点。
5円玉は真鍮を使った硬貨で、新しいものはピカピカですが、古いものは黒ずんでいますよね。真鍮は空気と反応して、表面に酸化銅という被膜を作ります。この黒ずみは時間が経つと青緑色になり、「緑青(ろくしょう)」という名前の錆として知られています。
この独特の風合いが真鍮の良さでもあり、新品の真鍮製品をわざわざ加工して黒く見せるという人もいるほどですが、真鍮製の指輪などをつけっぱなしにしていると、指に色がついてしまうのが難点です。
かつては毒性があると言われていましたが、黒ずみや緑青は人体には無害で、手についた色も石鹸で洗えば簡単に落とせます。

管楽器バンドのことをブラスバンドといいますが、ブラスとは真鍮のこと。真鍮は響きの良さも特徴で、仏具のおりんや楽器などにも適した素材です。
また、真鍮はラテックスやゴムを変質させる特性がありますので、真鍮のアクセサリーをゴム手袋などの上に置きっぱなしにしないよう気をつけてください。

真鍮のアクセサリーが多い理由は?

真鍮のアクセサリーは素材が手に入りやすく、見た目も美しいため多く出回っています。以前から真鍮が好きな人はいましたが、ハンドメイドサイトが流行しだした2016年ごろから、一般のユーザーの目に触れる機会が多くなったように感じます。
真鍮のアクセサリーが多い理由を詳しく見てみましょう。

安価で製作できる

真鍮は安価で見た目も美しいため、アクセサリーの素材としても多く利用されています。メッキとの相性もよいので、一見するとシルバーに見えるものでも中は真鍮という場合もあるでしょう。
私たちがプチプラでアクセサリーを楽しめるのも、安価で手に入る金属があってこそなのです。

流行サイクルが早くなった

ファストファションが浸透し、短いスパンの流行に対応するアクセサリーが求められるようになったのも原因の一つかもしれません。
真鍮はアクセサリーに必要な見た目の美しさや耐久性がありながら、安価で加工もしやすいため、ファストファッションならぬファストジュエリーとしての地位を確立しつつあります。
とはいえ、素材自体はとても長持ちしますので、長く愛用したいジュエリーに真鍮を使い、経年変化を味わうという使い方もできます。

個人販売のルート拡大

以前から店舗でも真鍮のアクセサリーは販売されていましたが、ネットが普及し個人でアクセサリーを販売する人が増えたことも、より多くの人に真鍮アクセサリーが浸透するきっかけになりました。 ハンドメイドサイトなどに作家さんが出品しているのを見たことがある人もいるでしょう。
真鍮は安価で加工性がいいうえに一般の人にも手に入れやすい素材ですので、個人で活動するハンドメイド作家さんが利用しやすく、大量生産では作れないような味のあるアクセサリーが作れます。

真鍮は変色しやすいため、お店に置いておく製品についてはメッキ加工がされて、真鍮の色味が見えないものがほとんど。
今まで真鍮製品と気づかずアクセサリーをつけていた人が、ハンドメイドでメッキ加工されていない真鍮の良さを知り、購入したり自分で作って販売してみたりしていく中で、多くの人の目に触れるようになりました。

素材自体の魅力

真鍮は変色しやすいですが、変色しても落ち着いた色味が美しいため、真鍮の個性を好む人も多く、真鍮の多用は安価だからという理由だけではありません。
使い古したような雰囲気を出したい作品には、真鍮の少しくすんだ色味がよく似合いますし、アンティークやスチームパンクはいつの時代も人気がありますので、真鍮という素材自体が愛されているというのも大きな理由になっています。
メッキと違い剥がれることもありませんし、日常の簡単なお手入れで長く愛用できる点も魅力です。

【真鍮の魅力たっぷり】迷った時のおすすめ真鍮はこれ!

スクロールできます

真鍮は経年変化を楽しめる素材ですが、ChooMiaではメッキ加工の施されたお手入れの簡単なものを取り扱っています♪パールも使ったアイテムが上品さを叶えてくれるのでおすすめです!

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真鍮と金属アレルギーの関係

真鍮は銅と亜鉛のどちらかにアレルギーがある場合は金属アレルギーを発症する可能性があります。銅も亜鉛も発症しやすさでいえば中等度の金属ですから、表面をコーティングしていないものは注意してください。

真鍮に出る錆びは毒性があるって本当?

かつては毒性があると言われていた真鍮や銅から出る青い錆色(緑青)は、今では無害であることが分かっています。
一般社団法人日本銅センターによると、昭和59年8月に厚生省(現厚生労働省)が緑青に毒性がないという研究結果を公表しているそうです。

参照URL:http://www.jcda.or.jp/recruit/tabid/87/Default.aspx

緑青は見た目にインパクトがありますし、昔の教科書や百貨辞典には「毒がある」と記載されていた時期もあるようです。上の世代の人の中には誤解したままの人がいるため、安全だと発表された後もなかなか情報が伝わりにくいのでしょう。
何においても大量に摂取するのはよくありませんが、指が変色したぐらいであれば心配はいりません。

真鍮でかゆくなる場合。金属アレルギー対策について

真鍮は銅と亜鉛の合金で、どちらもアレルギーを発症する可能性のある元素です。メッキなどで表面を保護していない真鍮は汗や水分に弱く、金属が溶け出して皮膚に吸収されてしまいますので、金属アレルギーがある人は注意してください。

金属アレルギーの人は、真鍮の色味は失われてしまいますが、メッキで表面が保護されたものをつけるか、肌に直接触れる部分にコート剤を塗るなどの対策ができます。
コート剤は使用するうちに剥がれてきますので塗りなおす必要はありますが、真鍮の色味が好きな人は試してみてください。
ピアスなどのアレルギーを起こしやすいアイテムは避け、服の上からつけられる長さのネックレスやブローチなど、肌に触れないようなものに真鍮を取り入れるのもおすすめです。

真鍮のアクセサリーのお手入れ方法

真鍮アクセサリーのお手入れ方法には以下のようなものがあります。

  • クエン酸につける
  • お酢につける
  • クエン酸にオキシドールを混ぜた溶液につける
  • 重曹で磨く
  • 紙やすりやスポンジやすりなどで磨く

いずれのお手入れ方法も宝石などがついておらず、メッキや表面コーティングが施されていない真鍮アクセサリーを想定しています。
真珠や宝石などがついたものは溶液で変質したり、傷をつけたりする恐れがありますので、取り外せるものは外すか、軽く磨く程度のお手入れにしてください。

また、今回はご家庭にあるものや真鍮のお手入れ以外にも使えるグッズでできる方法をメインにご紹介します。専用のクリーナーやピカール(市販の金属研磨剤)を使って磨く場合は、乾いた布に適量をつけて磨いてくださいね。
クリーナーを使う際は独特の匂いがしますので、じゅうぶんに換気をした部屋でおこないましょう。

液につけるだけのお手入れ方法

つけ置きでお手入れをする際に使う溶液は、

  • クエン酸
  • お酢
  • クエン酸+オキシドール(+塩少々)

の3パターン。

今回は、真鍮のアクセサリーの代わりに、同じ真鍮でできている5円玉を使って実験してみましょう!
しっかりキレイにしたい場合、凸凹のあるデザインはヤスリが入らないケースがあるので、溶液である程度黒ずみを落とした後で重曹磨きをするときれいになります。

汚れている5円玉を3枚用意しました。
それぞれの溶液に10分ほどつけておき、変化をみます。



ピカピカの5円玉とつけ置き前の5円玉の比較写真です。どれもとても汚れています。
とくに、クエン酸+オキシドール(+塩少々)は赤錆びのようなものが付着しており、赤錆びは黒錆びよりも取れにくいため、3パターンの中でも一番金属の溶けやすい溶液に割り当てました。

クエン酸は写真の水の分量に対しスプーン1杯ほど、お酢は米酢を使います。
クエン酸+オキシドール(+塩少々)は、スプーン1杯ほどのクエン酸に塩をひとつまみほど入れ、溶液がかぶる程度のオキシドールを入れて混ぜました。

クエン酸+オキシドールの水の色が淡いブルーに変化しています。
これは真鍮の表面が溶かされて、溶液中に銅が流出しているため。後述しますがこの溶液はそのまま流してはいけませんので、適切に処理しましょう。
クエン酸+オキシドール溶液については、数分でかなり綺麗になりますので、つけ置きのしすぎに注意してください。
もう少し早く取り出せば綺麗になったのですが、他の溶液の変化を待つのに10分程度置いてしまったため、引き上げると少しムラができていました。




ある程度表面は綺麗になりましたが、溶液によっては色ムラが目立つという結果に。
クエン酸溶液につけた5円玉については、黒っぽさがなくなり赤みが出てきました。真鍮の赤みは、なかなか消すことができませんが、クエン酸+オキシドール(+塩少々)なら赤みも落ちました。
もしムラになってしまった場合は、溶液を洗い流してから重曹で磨いてみてください。
クエン酸とお酢については、もう少し変化を見るため一度引き上げた後再び溶液に戻し、2時間ほどつけておきました。

2時間後の写真がこちら

若干色が薄くなったものの、あまり変化はみられませんでした。
その後、重曹でこすり洗いしたものが下の写真です。

重曹でこするとお酢のほうはピカピカに近くなりました。
ただ、赤っぽいシミが出ていたクエン酸については、完全に落とすことはできませんでした。

つけ置きは残った溶液の処理に注意!

溶液の色が変わるほど銅が含まれる液体は、アルミホイルを「少しずつ」入れて銅を析出し、銅を取り除いてから残った溶液を乾燥させ、それぞれ自治体のルールにしたがって捨てるようにしてください。
今回の実験で使用した程度の量なら銅を析出後に重曹を加えて中和させ、水で薄めて排水しても大丈夫です。
また、クエン酸溶液についても、濃度が濃いため排水管を傷める可能性があります。重曹で中和するか1リットル程度の水で薄めてから流すようにしましょう。

重曹で磨くお手入れ方法

真鍮の風合いを活かしてある程度のくすみを残すなら、重曹を使ったお手入れがちょうどいい具合です。

【用意するもの】

  • 重曹
  • 黒ずみを取りたい真鍮アクセサリー

上の写真の真鍮製のブレスレットを、半分だけ重曹で磨いてみましょう。

磨かない方の面にはマスキングテープを貼り、重曹で軽くこすり洗いをします。

重曹をふたつまみほど手に取って、水を数滴たらしてペースト状にします。

重曹を真鍮になすりつけるようにして磨いていきましょう。

少し磨いただけで、真っ白だった重曹が黒ずんできます。5円玉のような匂いがしていたら、磨けていると思います。
ときどき洗い流して重曹を足しながら、お好みの風合いになるまで磨いてください。

ある程度の黒ずみが取れてキレイになりました! 磨く際の力加減によっては、もう少し黒さを残すこともできますし、もっと丁寧に磨くことも可能。
空気に触れるとまたすぐに変色しはじめますが、重曹は日々のお掃除にも活用できますので、ついで磨きで輝きをキープしてください♪

ただし、5円玉のように凹凸のあるデザインですと磨きムラの出る可能性があります。細かいところが磨きにくいデザインのものは、歯ブラシなどで磨くか、一旦お酢やクエン酸につけてから重曹で軽く磨くのもおすすめです。

紙やすりやスポンジヤスリで磨く

真鍮に細かい傷をつけ、黒ずみを磨き落とす方法です。表面のテクスチャーがヘアライン仕上げになりますので、鏡面仕上げのアクセサリーに飽きてしまったり、アクセサリーの雰囲気を変えたい気分になったりしたときにおすすめします。
紙ヤスリは平らな面に、スポンジヤスリは曲面を磨くときに使うと磨きやすいです。先ほどの真鍮ブレスレットのもう片方を、スポンジヤスリで磨いてみましょう。
この方法は、複雑なデザインのものでは磨きムラが出やすいので、シンプルなデザインの真鍮アクセサリーに限ります。

スポンジヤスリは名前のとおりヤスリ面がスポンジのように曲がりますので、曲面に対してもきれいにヤスリのラインを入れることが可能です。
今回は800~1000番のスポンジヤスリを使いました。番手の数字が小さくなればヤスリ目が粗くなり、数字が多くなればヤスリ目が細かくなりますので、より鏡面に近づきます。

スポンジヤスリは小さくちぎって使います。ハサミで切ると刃が痛みますので、手でちぎってください。

同じ方向に向かってヤスリをかけるのが、美しく仕上げるポイント。
ヤスリは細かく動かさず、一度に広い面をかけるようにすると上手にできますよ。
ヤスリがけする面積が大きいときは、水に中性洗剤を溶かしてスポンジヤスリにつけながらおこなうと、目詰まりせずに使えます。

左が重曹で磨いた状態、右がスポンジヤスリの800~1000番で磨いた状態の真鍮です。
重曹磨きは光を反射してピカピカした仕上がりに、スポンジヤスリは落ち着いた色味と輝きになりました。どちらも黒ずみは取れていますが、雰囲気が違いますね。
お好みに合わせてお手入れ方法を変えるのも、真鍮アクセサリーならではの醍醐味です。

アクセサリーの大きさやデザインにもよりますが、重曹もスポンジヤスリも、かかる時間は数分~十数分ほど。気軽にできるお手入れなので、黒ずみが気になる真鍮アクセサリーがあれば試してみてください。
一度ヘアライン仕上げにしたアクセサリーでも、番手を上げながら根気よくヤスリがけをすれば再度ピカピカにできますので、試してみたいと思った人は挑戦してみてくださいね!!

【FAQ】真鍮アクセサリーの気になる疑問

真鍮のアクセサリーについて、よくある疑問や質問をまとめました。
身近な金属でありながら真鍮アクセサリーについてあまり知らないという人は多いので、気になる疑問を解消して、さらに真鍮アクセサリーに愛着を持っていただけたらと思います♪

真鍮アクセサリーは安っぽい?

真鍮は安価なアクセサリーにも多く使われますので、デザインがイマイチなものに関しては安っぽく見えてしまう可能性もあります。
これは真鍮が安っぽいのではなく、デザインの問題ですので、すべての真鍮アクセサリーが安っぽく見えるわけではありません。価格の安さを活用して金属をふんだんに使ったものなどはゴージャスに見えますし、デザイン次第で真鍮の見え方は大きく変わるでしょう。

また、真鍮は新品のうちはゴールドのような色をしていますが、時間が経つと変色します。真鍮の変色を安っぽく感じる人もいれば、重厚感があると感じる人もいますので、個人の感覚によっては安っぽいと感じる場合もあるかもしれません。
真鍮の表面に傷がつくとさらにくすんだ風合いになりますので、シルバーのように光輝く金属=高級という感覚がある人にとって、真鍮の色味は高級感がないように思うのかもしれませんが、傷つけば輝きが失われるのはシルバーもゴールドもプラチナも同じです。
そのため、シルバーやプラチナは表面保護の目的でロジウムコーティングされているものも多く、シルバーの輝きだと思っていた色が実はロジウムの色だったという場合もあります。
真鍮の色味を活かしたアクセサリーは、メッキをかけていないものが多く、表面が傷つきやすいため、余計に安っぽく感じてしまうのかもしれませんね。

真鍮アクセサリーは錆びたり経年劣化したりする?

真鍮は錆びやすい金属ですが、鉄のように表面が荒れてボロボロになるような経年劣化は少ないです。変色は磨けば元の色に戻りますので、変化はしても劣化はしにくい素材といえるでしょう。
実際、何世紀も前に作られた指輪や時計などが骨董品として販売されていますので、劣化するとしても人間の一生より長持ちします。
真鍮は手に入れてからがスタートともいえる、経年劣化を楽しめる金属ですので、お気に入りの真鍮製品はしっかりとお手入れをしながら育てていくのも素敵ですね。

真鍮アクセサリーの保存方法は?

真鍮アクセサリーはなるべく空気に触れないよう、密封できるチャック袋に入れて保管しましょう。
また、水分や皮脂などがついたところをきれいに拭いておくのも大切。湿気があると黒ずみの原因になりますので避けてください。
ゴム製品に触れる場所に置いておくとゴムが変質してしまい、真鍮にも悪影響ですので、うっかり接触させないためにも個別に保管できるサイズのチャック袋が便利です。

真鍮アクセサリーが赤・ピンクに変色する理由は?

真鍮が黒ではなく赤っぽくなったり、ピンク色になったりした場合は、化学変化により銅成分が表出している可能性が。
真鍮に除菌や消臭に使う次亜塩素酸水などの、金属を腐食させやすい薬品が付着した場合、真鍮に含まれる亜鉛が銅よりも先に溶けだしてしまい、残った銅の色が見えていると思われます。
真鍮を溶接した際も溶接した周辺が部分的に赤くなることがあり、非常に取れにくいので紙やすりなどで削りながら磨きとってしまうのが効果的です。
とはいえ鏡面磨きされているものは元のように仕上げるには時間がかかるため、磨けない場合はクエン酸とオキシドールを使ってきれいにする方法もあります。

ただし宝石の入ったものや接着剤を使用しているものには使えない方法ですので、宝石がついているアクセサリーは宝石を保護しつつ、重曹などを使って少しでも薄くなるよう、丁寧に磨いてください。

真鍮のアクセサリーを付けたままお風呂に入ってもいい?

真鍮は水分に弱いので、お風呂では外してください。
変色の原因になるだけでなく、アレルギーを引き起こしてしまうかもしれませんので、お風呂だけでなく運動するときや海など、水まわりでは外しておくことをおすすめします。
また、温泉の成分に反応して黒くなる場合もありますので、温泉に入るときは必ず外すようにしましょう。

まとめ

真鍮の特徴やお手入れ方法、アレルギー対策について解説しました。
真鍮は、新品のうちはゴールドのように美しい輝きがありますが、変色しやすく経年変化を楽しめる金属でもあります。
お手入れにはクエン酸や重曹を使用し、しつこい汚れにはオキシドール+クエン酸を使いましょう。錆びに毒性はありませんが、金属アレルギーになる可能性がありますので、不安な人は肌に直接触れないような工夫をしてください。
記事を参考に、真鍮の独特な輝きが好きな人も、アレルギーが心配で今まで試したことのなかった人も、しっかりと対策をしつつ真鍮の良さを味わっていただけたらと思います♪

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