アクセサリー選びをもっと楽しく!購入前に知っておきたい、アクセサリーの種類と素材の種類を徹底解説!

アクセサリー選びをもっと楽しく!購入前に知っておきたい、アクセサリーの種類と素材の種類を徹底解説!

アクセサリーの種類・名称はこんなにある!

アクセサリーは着ける場所やアイテムの特徴によって、それぞれに名前がついています。
首周りのアクセサリーはすべてネックレスかと思いきや、種類に応じて名前が分かれていますし、リングについても同様です。
今回は、全身につけるアクセサリーの名称や、使われる素材の特徴をまるっとご紹介しますので、新しいアイテムを選ぶ際の参考にしてください。

首周りのアクセサリー

首につけるアクセサリーはすべてネックレス?いいえ、ネックレスは長さや特徴に応じて名前が違います。また、ネックレスとペンダントは区別せずに使われることもありますが、正確には種類が違うものなのです。
それぞれのアイテムの詳しい定義を見てみましょう。

ネックレス

表情の異なる上質な淡水パールのステンレスネックレス

ネックレスとは、チェーンだけ、もしくはチェーンと飾りが一体になっているタイプの首飾りのことをいいます。ですので、チェーンの先に飾りがあり、その飾りをチェーンに通しているものはネックレスとは呼びません。
パールのネックレスのように、飾りがチェーン状に連なっているものはネックレスに分類されます。

ただ、ネックレスは首飾りの総称として使われることもある、代表的な名称でもありますので、チョーカーやペンダントもまとめてネックレスと呼ばれるケースもあります。

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チョーカー


【完売】二連チョーカーネックレス/¥2,290(税込)

チョーカーは、35〜40cm程度の短いネックレスやペンダントの総称です。
正確には「ペンダントタイプのチョーカー」「ネックレスタイプのチョーカー」になりますが、首輪のようにも見えるタイプの首飾りは、すべてチョーカーと呼ばれています。

ペンダント

ペンダントのイメージ画像

ペンダントは、チェーンと飾りが一体化しておらず、チェーンとペンダントトップを組み合わせたタイプの首飾りのこと。ペンダントの先についている、チェーンを通す金具のことをバチカンといい、バチカンにチェーンを通して使います。
ラテン語で「ぶら下げる」という意味のpendereが語源で、厳密にいうとチェーンを除いた飾り部分がペンダントです。個人を識別するために氏名や血液型などを刻印したドッグタグも、ペンダントの一種といえるでしょう。

上記でご紹介したアイテムはチェーンを使ったものですが、形状が変わらないワイヤー状のネックレスは、ネックリングと呼ばれることもあります。

腕周りのアクセサリー

次は腕周りのアクセサリーについて解説します。ざっくり分けると手首周りにつけるブレスレットと、上腕などにつけるアームレットに分かれますが、ブレスレットについてはさらに細かい分類があるため、以下でご紹介しましょう。

ブレスレット

ブレスレットは、手首周りのアクセサリーの総称です。バングルもミサンガもすべてブレスレットなのですが、後述するバングルタイプとチェーンタイプを区別するため、チェーンタイプのブレスレットのことを指す場合もあります。

チェーンブレスレットの中でも、特徴的な形状のものにはそれぞれ呼称があり

テニスブレスレット ダイヤモンドを全周に巡らせたもの
チャームブレスレット ブレスレットに小さい飾りがついたもの
エラスティックブレスレット 手を通す輪がゴム状で、ビーズなどを通したもの
フィンガーブレスレット ブレスレットとリングがつながったデザインのもの

などは、区別して呼ばれています。

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バングル(カフ)

凹凸のあるウェーブ感が特徴的なニュアンスラインバングル

チェーンタイプやゴムタイプのブレスレットと違い、伸縮性がなく形が変わらないタイプのブレスレットをバングルと呼びます。
円になったものと、手首を通す隙間のあいたC型のものがあり、C型のものはカフと呼ぶ場合もあります。ジャケット両袖口にある飾りボタンをカフスボタンというように、カフとは袖口のこと。
バングルの名前の由来ははっきりしていませんが、サンスクリット語が語源ではないかと言われています。

ぶかぶかのバングルはダサい?おしゃれに見えるサイズ感・使い方を解説

リストバンド

スポーツをする際、汗を拭うためにパイル生地のバンドを手首につけたことはありますか。
リストバンドといえば、スポーツ用品というイメージが強いですが、イベントの参加証代わりのシリコンでできた輪っかや(ビザバンドともいいます)、虫除けリングなどもリストバンドの仲間です。

ミサンガ

ミサンガは、ブラジルで何でも願いが叶う「奇跡の教会」と呼ばれているボンフィン教会が発祥と言われており、ポルトガル語でビーズという意味があります。
お願いごとをしながら教会の柵にリボンを結び、リボンが切れたときに願いが叶うと言われており、ブラジルのサッカー選手がお守り代わりに身につけたことが日本で知られるきっかけになりました。
本場のボンフィン教会で結ぶものはリボンですが、日本では糸を使ったものが主流です。

ミサンガは、願掛けを目的としていれば、腕につけても足につけてもミサンガと呼ばれていて、糸の色にも意味があります。願いごとの内容によって色を組み合わせて、カラフルなデザインを楽しみましょう。

指周りのアクセサリー

指につけるアクセサリーは、形やつける位置、つける目的によって呼び名が変わります。それぞれを詳しく見ていきましょう。

リング・指輪

シンプルながらも存在感のあるクロスデザインリング

リング・指輪は指につけるアクセサリーの総称で、指輪の形によってそれぞれ名前があります。

シグネットリング

シグネットリングとは印台型のリングのことで、名称は印台の形によってさらに細分化されます。有名なのは三味印型で、他にも正角•六角•八角印台、縦•横小判印台、丸印台など平らな部分の形によって分けられています。

エタニティリング

エタニティリングは指輪の外周にダイヤモンドなどの石が隙間なく留められたものの名称です。半周石が止まっていればハーフエタニティ、全周に石が止まっていればフルエタニティと言われます。

チェーンリング

リング全体がチェーンになっているリングのことです。サイズが調節できるタイプはどの指にもつけられるというメリットがあり、人気があります。

テンションリング

リングに石を留める際、爪や覆輪を用いずに、金属の張力を利用して石を固定させているリングのことです。ドイツのニーシング社のリングが有名ですが、ミステリアスなデザインが話題を呼び、取り扱うブランドは増えています。

ご紹介した以外にもカルティエのトリニティリング、ティファニーのフラットバンドリングなど、各ブランドを代表するデザインの呼び名が、そのまま指輪の名称のように使われるケースもあります。

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指輪は着ける位置で名称が変わる

細指さん向けの5号サイズリングセット

指輪は形状のほかに、つける位置によっても呼び名が変わるため、それぞれの指輪の呼び名を以下にまとめました。

親指 サムリング
人差し指 インデックスリング
中指 ミドルフィンガーリング
薬指 アニバーサリーリング
小指 ピンキーリング
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また、指輪はつける場所によっても名前がついており、ファランジリングは指の根元ではなく、第一関節と第二関節の間あたりにつけるリングです。
ファランジリングは別名ネイルリングともいい、指先に近いためネイルとリンクさせたおしゃれを楽しんだり、根元のリングと重ねづけしたりして楽しめます。

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指輪に込められた意味による呼び名の違い

指輪の中には、つける目的や状況に応じて名称が与えられるものもあります。
代表的なのは婚約指輪(エンゲージリング)や結婚指輪(マリッジリング)で、学校の卒業記念に贈られるカレッジリングなどもあります。

耳周りのアクセサリー

耳周りのアクセサリーにはどのようなものがあるでしょうか。代表的なものはピアスとイヤリングですが、耳周りのアクセサリーは他にも種類があります。
その日の気分でアイテムを使い分ければ、毎日のアクセサリー選びがもっと楽しくなるでしょう♪

ピアス

スターモチーフにラインストーンをあしらったチェーンピアス

ピアスはピアスホールにポストと呼ばれる軸を通してつける耳飾りです。つけかたや形状に応じてさらに分類されており、

  • スタッドピアス
  • フックピアス
  • フープピアス
  • チェーンピアス
  • イヤーラップピアス
  • ノンキャッチピアス
  • スナップピアス
  • ボールピアス
  • マグネットピアス
  • ノンホールピアス(イヤリングとして扱われるケースもあります)

などと呼ばれます。 それぞれの詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。

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イヤリング

イヤリング金具のイメージ画像

イヤリングは、耳たぶにはさんで止めるタイプの耳飾りで、ピアスホールがなくてもつけられます。イヤリングも金具の形状によって分類されており、バネではさむものやマグネット式が代表的なアイテム。 イヤリングコンバーターといって、ピアスをイヤリングとして使用するためのアイテムなどもあります。

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イヤーカフ

大きさ・形の異なるフープを組み合わせたバイカラーのイヤーカフ

イヤーカフは耳の溝に引っ掛けるタイプの耳飾りです。ピアスホールがなくても好きな位置でつけられて、後述するイヤーフックよりもさり気ないおしゃれが楽しめると、愛用する人が増加中のアクセサリーです。

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イヤーフック

イヤーカフは耳輪(じりん:耳のフチのこと)などにはさんでつけますが、耳全体にフックのように引っ掛けるアクセサリーはイヤーフックと呼ばれます。耳に沿うC型をしていて、顔回りで揺れる華やかなデザインが多いです。

その他のアクセサリー

代表的なものをご紹介しましたが、身体を装飾するアイテムは上記以外にもまだまだ存在します。
リングなどと比べて馴染みがないかもしれませんが、実は歴史の古いものや、最新のアクセサリーまでまとめてご紹介しますので、新たなお気に入りを発見してください♪

トゥーリング

足につける指輪のことをトゥーリングといい、インドの一部の地域では、結婚指輪の代わりにもなります。ファランジリングの代用としてもちょうどよいサイズですので、近年注目されているアイテムです。

アンクレット

華奢なチェーンが上品なボールビーズのステンレスアンクレット

足首につけるアイテムはアンクレットといいます。歴史は古く、文字が発明される以前の先史時代にはすでにアンクレットの原型となる風習が存在していました。
16世紀ごろには売春をする女性の目印として、カルカルという名前のアンクレットがあったそうです。
トゥーリングと一体になっているアンクレットはパヤルといい、ダンスをする際に使う鈴のついたアンクレットをグングルーと呼ぶなど、地域によってさまざまな形状をしたものがある奥の深いアイテムです。

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ボディピアス

おへそや舌、軟骨など、耳以外の全身につけるピアスはボディピアスと呼ばれます。耳につけるピアスと同じぐらいの大きさのものから、軸の太さが1.6㎜と太いものまでサイズが豊富にあるのがピアスとの違い。
軸の形状やデザインによってストレートバーベル・バナナバーベル・ラブレットなど、さらに細かく分類されています。

ヘアアクセサリー

ヘアアクセサリーのイメージ画像

流行中のワイヤーポニーや、カチューシャ・バレッタ・ヘアバンドなど、ヘアアクセサリーにはかなりのアイテム名があります。
日本の伝統的なヘアアクセサリーはかんざしです。昔から、流行に合わせて多くのヘアアクセサリーが開発されており、今後もバリエーションは増えていくでしょう。

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ブローチ・コサージュ

胸元や襟もとを飾るアクセサリーはブローチやコサージュと呼ばれます。
コサージュの語源はフランス語で、女性が胸元につけるお花をモチーフにした飾りのことをいい、男性がつける花はブートニアという名前です。

ブローチはかつて「フィブラ」と呼ばれていたものが起源という説があり、古代ギリシャやローマ帝国でマントの留め具として使われていました。
現在はコサージュよりもカジュアルに楽しむ飾りとして親しまれており、男性・女性関係なくブローチと呼びます。留め金具や用途によってタックピン・ハットピン・ストールピンなどに分類されます。

スカーフ

スカーフは首に巻くだけでなく、ヘアアクセサリーとして使われたり、ブローチ代わりに使われたりと、さまざまなシーンで活躍するマルチアイテムです。
他にも、バッグに巻く、ポケットチーフにするといった使い方もでき、アクセサリーとしての用途以上の働きを見せてくれるでしょう。

グラスコード

グラスコードはメガネの落下を防止するという実用的な使いみちだけでなく、アクセサリーとしても見劣りしないおしゃれなものが多く出回っています。
素材もレザーやチェーン、ビーズなど豊富にありますし、アクセサリーをつけることに抵抗のある男性がネックレスのように首から下げてもおしゃれ。
かつてはおばあちゃんのイメージがあったグラスコードも、今では立派なファッションアイテムへと変貌を遂げていますので、気になる人はチェックしてみてください♪

マスクチェーン

マスクチェーンのイメージ画像

マスクチェーンはマスクストラップとも言われ、マスクを首から下げるためのアイテムです。マスクの紐にかけて使い、マスクを外すとネックレスのようになるもので、コロナ禍で一気に注目を集めました。
マスクを失くさないという実用面だけでなく、洋服やマスクの色に合わせたコーディネートを楽しめば、憂鬱な気分が少しだけ明るくなります。

マスク関連のアクセサリーは、他にもピンやチャームなどが自分のマスクを識別する目的で販売されています。キラキラしたものやポップなものまで豊富にデザインされていますので、どうせマスクをつけるなら、楽しくつけられる工夫をしてみるのもいいですね。

アクセサリーに用いられる素材の種類

アクセサリーに使用される素材はじつにさまざま。今回は金属や宝石を中心にご紹介しますが、人は樹脂やガラス、木や動物の歯や骨など、あらゆるものをアクセサリーに利用してきました。
素材の特徴や注意点を知ればアクセサリーを長く愛用できますし、かぶれやかゆみなどのトラブルを避けられる可能性も高くなりますので、それぞれの特徴をみていきましょう。
たくさんの種類の中から自分にぴったりな素材を探すのもアクセサリー選びの醍醐味ですので、気になるものはぜひ実際に手に取ってみてください。

真鍮(しんちゅう)

真鍮は銅と亜鉛の合金で、亜鉛の割合が20%以上のものをいいます。紀元前から利用されていて、ゴールドのようにきれいな金色をしていますが、変色が早く黒ずみや緑青(青色のサビ)が発生しやすい金属です。
そのためメッキの下地として利用するか、あえてコーティングせず、真鍮の経年劣化による黒ずみをアンティークとして楽しむアクセサリーもあります。

真鍮はアレルギーが起こる?

銅か亜鉛にアレルギーがある場合、真鍮でもアレルギーが起こります。真鍮は、真鍮のまま使われることもありますが、メッキの下地に使われることも、メッキする金属として使われる場合もあります。心配な人は購入前に確認しておきましょう。
また、真鍮はブラスと呼ばれる場合もありますので、どちらの名前も覚えておいてください。

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ニッケル

ニッケルはアクセサリーだけでなく、硬貨や食器など身近なものにも利用されている金属です。アクセサリーでは金メッキの下地として利用されてきましたが、アレルギーをもつ人が多いため、近年では使用されることが少なくなりました。

なぜニッケルはアレルギーを起こしやすいの?

アレルギーは身体が金属を異物と認識する(感作する)ことで発症しますので、金属が溶け出しやすいほどアレルギーを起こしやすい金属と言えます。
ニッケルは酸に弱く、汗などによって金属が溶けだしやすいうえ、食品や身の回りの製品に多く使用されているため、接触の機会も多い金属。溶け出しやすさと接触回数の多さという悪条件が重なった結果、ニッケルにアレルギーをもつ人が多くなっています。

「ニッケルフリー」でも金属アレルギーになるって本当?

アレルギー対策として、日本でも「ニッケルフリー」や「ニッケルオフ」のように、ニッケルを避けたアクセサリーの取り扱いが増えています。しかし、日本には欧州のように厳格な規格がなく、ニッケルフリーやニッケルオフと書かれている商品でも、微量のニッケルを含むケースがあります。
ノンニッケルと書かれているものに関しても、ノンニッケルを謳うための規格が存在しないため、業者の裁量によって微量のニッケルを含んだ製品がある可能性を否定できません。

何も書かれていない製品と比較すればニッケルの含有量は少ないので、アレルギーが出にくくはなっていますが、アレルギー反応には個人差がありますので、すべての人に安全というわけではありません。
重度のニッケルにアレルギーがある人は、ニッケルフリーやニッケルオフといった言葉に惑わされず、「まったく使用していません」と書かれたものを使ったほうがいいでしょう。

ただし、可愛くて安価なアクセサリーの多くにニッケルは含まれていますので、現在アレルギーがない人は自分の体質に合うかどうかを試してみるのもおすすめ。
製造業者にもよりますが、ニッケルフリー・ニッケルオフ・ノンニッケルのうち、ノンニッケルと書かれたアクセサリーは最もニッケル含有率が少ない傾向にある ので、ノンニッケルを試してみてはいかがでしょうか?

チタン

ハグするようなデザインが可愛いリング

金属なのに虹色に輝くアクセサリーを見たことがありますか?金や銀など、今までの金属とは違う色合いをもつアクセサリーについては、ほとんどがチタン製かアルミ製でしょう。
チタンは他の貴金属と比べると歴史が浅く、実用化されたのは1940年代に入ってからです。
軽くて丈夫という、アクセサリーに相応しい特徴を備えていますが、加工が難しく修理も簡単ではありません。
チタンはアレルギーが出にくく丈夫なため、医療用にも用いられる金属です。純チタンのアクセサリーにはほとんどアレルギーの心配はありません。
ただしメッキや合金などで他の金属が含まれている場合は、含有する他の金属に反応する可能性がありますので、注意してください。

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シルバー

大ぶりのシンプルなドロップラインフープピアス

シルバーは、紀元前3000年にはジュエリーとして利用されていた、歴史のある素材です。歴史上では金より価値があるとされていた時代もあるように、その美しい輝きは昔から人々を魅了しています。
純銀はやわらかい金属で、耐久性にかけるというデメリットがあるため、銀製品の多くは割金といって他の金属を混ぜて使用します。

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SILVER925

SILVER925の「925」は、銀の含有率を表しています。銀の割合は1000分率で表しますので、SILVER925の場合は、製品のうち925/1000、つまり92.5%の銀が含まれるということ。
ソリッドシルバーや後述するスターリングシルバーと言われることもありますが、スターリングシルバーについては、残りの7.5%の金属についても規定があります。

他にもシルバーは銀の含有率によって、

  • SILVER1000
  • SILVER999
  • SILVER958(イギリスの過去の規格)
  • SILVER950

などと表記されます。

トリプルナインとも呼ばれる銀製品は、SILVER999のことで、銀の含有率は99.9%。銀の純度が高いぶん、そのままでは強度が劣るため、強度を高める工夫がされているものもあります。

スターリングシルバーとは

スターリングシルバーはSILVER925の中でも、残り7.5%の割金に銅を使用したものにのみ使用できるとされています。 日本ジュエリー協会の サイトには、 『銅のみを混ぜた合金をスターリングシルバーと呼び、特に時効硬化に優れ925の中でも区別されます。』とありますが、メーカーや各機関によって定義が異なるケースもあるようです。

参照:https://jja.ne.jp/aboutjewellery/aboutjewellery_inner05.html

純度についてはSILVER925と同様、92.5%のものにしか刻印できず、STERLINGと刻印されているものもあります。

ステンレス

ステンレスのイメージ画像

ステンレスは、鉄にニッケルやクロムなどの金属を合金することで不導体被膜を形成し、サビにくく加工した鋼の一種です。
鉄は本来サビの発生しやすい金属ですが、クロムの酸化被膜(サビ)を表面に密着させることで鉄が水分や酸素と反応するのを防いでいます。
ステンレスは含有する金属や性質の違いによって60種類以上の規格が存在し、アクセサリーに使用されているステンレスの多くは、オーステナイト系と呼ばれるクロムとニッケルがメインで合金されたステンレスです。

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サージカルステンレスとの違い

サージカルステンレスは、ステンレスの規格の中でもとくに医療用に使われるもののことをいいます。
ただしサージカルステンレスという名前の金属が存在する訳ではなく、サージカルステンレスを定義する規格もありませんので、あくまでもステンレスの別名のような位置付けと考え、使用している金属の規格を確認するようにしてください。

ステンレスの中でも、医療用のワイヤーや骨の固定具として使われている規格はSUS316やSUS316Lで、ニッケルとクロムの他にモリブデンを添加しています。SUS304も注射針やメスに使用されているため、サージカルステンレスと呼ばれることがありますが、耐久性はSUS316に劣ります。

サージカルステンレスのアクセサリー一覧を見る≫

ゴールド

小ぶりのゴールドハートのピアス

貴金属と聞いて真っ先に思い浮かぶのがゴールドという人も多いのでは?今も昔も富の象徴とされるゴールドは、人類との関わりが深く、アクセサリーとしても歴史が長い金属です。

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ゴールドの種類

ゴールドは合金する金属によって色が変わり、呼び名も変わります。メーカーによってさまざまなカラーが発表されていますので、代表的なものをご紹介します。

イエローゴールド

インゴットに代表される、最もゴールドらしいカラーです。天然で産出される自然金はイエローゴールドに近い色をしており、金が本来もっている色味といえるでしょう。

ホワイトゴールド

ゴールドに銀やパラジウムなどの白系の金属を合金し、シルバーカラーにしたものがホワイトゴールドです。製品によっては、さらにパラジウムやロジウムをメッキして白さを出す場合もあります。

ピングゴールド

ゴールドに銅を加え、ピンク色にしたゴールドです。日本人にとって肌馴染みがよく、女性らしい色味であることから人気があります。

レッドゴールド

ピンクゴールドよりさらに赤みのあるレッドゴールドもアクセサリーに使用されます。硬く加工が難しいことから、扱う業者は限られますが、ピンクゴールドにはない力強さを感じるカラーで、人と同じアクセサリーを持ちたくない人には人気があります。

グリーンゴールド

イエローゴールドに、少し緑がかったような色をしているものはグリーンゴールドと呼ばれています。
割金に銀を混ぜることで派手さを抑えた自然な色合いになり、ナチュラルな雰囲気を好む人にはおすすめのカラーですが、取り扱うメーカーが限られていますので、好みのデザインがあればラッキーです♪

ブラックゴールド

割金にプラチナやパラジウム、銀などを使用したブラックゴールドは、男性や大人の女性におすすめなカラー。ただし、割金に高価な金属が使われているうえ、市場に出回る数の少なさから他のゴールドより高額になるケースが多く、レアな素材と言えるでしょう。

金メッキ

メッキのイメージ画像

金メッキとは、下地になる金属の表面に金をメッキしたもののこと。金は見た目もよく、アレルギーになりにくい素材ですので、価格を抑えたアクセサリーによく使われる技術です。
メッキする金の純度によって色合いが変わり、メッキの厚さによって耐久性が変わります。アレルギーのある人は後述するGFの製品で、金の純度がなるべく高いものを選びましょう。

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「GP」「GF」の違い

GPはゴールドプレート、GFはゴールドフィルドといって、工法とメッキの厚みによって区別されます。
GPはメッキ厚みが最厚でも20ミクロンほどで、電気分解などで金を被膜させているだけですので剥がれやすく、耐久性もGFに劣ります。ワンシーズン楽しむトレンドアクセサリーなど、短命なアイテムを安価で楽しみたいときには利用するといいでしょう。
いっぽう、よりメッキの厚いGFは日本語で「金張り」とも呼ばれ、総重量の5%ゴールドを使用して表面を覆っています。熱と圧力によって下地になる金属との密着性も高めていますので、GPより長持ちしますし、アレルギーも出にくくなっています。

プラチナ

シルバーに近い色味のプラチナは、日本ではアニバーサリージュエリーとして人気が高い素材です。日本は世界と比較して、結婚指輪や婚約指輪などにプラチナを選ぶケースが多く、プラチナ好きな国民といえるでしょう。
アレルギーが起きにくく、加工のしやすい素材ですが、2022年現在では1g4000円を超える高額な金属ですので、プチプラアクセサリーに使われることはありません。

パール

海洋パールのイメージ画像

パールは、母貝の種類や産地で大きく分けて

  • アコヤパール
  • 白蝶パール
  • 黒蝶パール
  • 淡水パール
  • マベパール

に分類されます。

それぞれの特徴を見てみましょう。

アコヤパール

アコヤ真珠はアコヤ貝から採れるパールで、主な産地は日本です。日本の御木本幸吉氏が世界に先駆けて真珠の養殖に成功した際、母貝として利用された有名な貝ですので、ご存じの人も多いでしょう。美しいものは花珠と呼ばれ、日本人に最も馴染みのあるパールといえます。

白蝶パール

白蝶パールはマザーオブパールとも呼ばれる白蝶貝から採れるパールで、日本が南洋諸島を占領していたときに養殖をおこなったことがきっかけとなり、流通しました。オーストラリアやインドネシアでの養殖が盛んで、珍しい形のパールを産出しやすいのが特徴です。

黒蝶パール

黒蝶パールは黒蝶貝から採れるパールで、おもにタヒチで養殖されることから、タヒチパールと呼ばれることも。他のパールには見られない深いブラックカラーが魅力で、白蝶貝同様、珍しい形のものは高値で取引されます。

淡水パール

淡水パールのイメージ画像

淡水パールは名前の通り湖や沼など淡水に生息する貝から採れるパールで、母貝にはカラス貝やヒレイケチョウ貝が使われます。かつては海洋真珠たちの廉価版のような扱いを受けてきた淡水パールも、技術革新が進んだ現在では、他のパールに劣らない輝きをもつようになりました。
無核真珠といって、真珠の中までほとんど真珠質で形成されるものは真円になりにくく、ドロップ型やバロック型などおもしろい形のパールが作られます。

マベパール

マベパールはマベ貝から採れるパールのことです。マベ貝が作る真珠は真円になりにくく、貝殻と合体した半円状で産出されるため、同じ特徴をもつ他の真珠のことを「マベ」と呼ぶこともあります。

形からみるパールの種類

バロックパールのイメージ画像

バロックパールやケシ珠などはパールの形による分類です。ネックレスに使われる真円以外にも、パールには魅力的な形が多くありますので、ご紹介します。

ラウンド

丸い形をしたパールはラウンドパールと呼ばれ、全周パールのネックレスなどのフォーマルジュエリーには欠かせない形です。少しだけ形が崩れたものはセミラウンドといい、ラウンドパールよりも手に入れやすい価格で販売されています。

ドロップ

ドロップパールのイメージ画像

ドロップパールは雨のしずく型をしていて、ピアスや一粒ネックレスに多く見られます。可愛らしい形ですので人気があり、大きくて形の揃ったピアスなどは高値で取引されることも。
小さいものや形が不揃いなものはカジュアルなアクセサリーとしても数多く流通していますが、ものによってはラウンドパールより価値がある貴重なパールとして扱われます。

オーバル

オーバルとは楕円のことで、ラウンドパールを軽く押しつぶして縦に長くしたような形をしています。淡水パールに多い形で、カジュアルなネックレスやブレスレットとして親しまれてきました。
不揃いな形は正装を要求されるシーンでは使用しないため、価値がないと思われがちですが、オーバルや後述するバロックパールは、どれも自然が育んだ世界に一つしかないカタチ。
その素晴らしさに目を止めたアーティスト達が、パールの個性に合わせた個性的な作品を生みだしています。

バロック

バロックパールのイメージ画像

バロックとは、ゆがんだ真珠という意味のポルトガル語で、ヨーロッパで流行した芸術様式にもこの言葉が使われました。
バロックパールには決まった形がなく、オーバルやドロップなどのある程度整ったパール以外はバロックパールと呼ばれますが、ボタンのような形やオーバルに近いけれど形が崩れすぎたパールのことは「セミバロック」といい、バロックパールとは分けられています。

唯一無二の形であるため、大きさやテリ、形の美醜によっては高値がつくこともあるバロックパール。19世紀に作られた「カニング・ジュエル」は男性の人魚をモチーフにしたブローチで、胴体はバロックーパールで作られており、パールの特徴を見事に活かしきっています。

参照:https://antique-gallery-soleil.com/products/detail.php?product_id=109

こま(サークル)

パールに筋模様が入っているものは、こま珠やすじ珠、サークルパールと呼ばれます。何本もの溝が平行して入っているものもありますが傷ではなく、貝が活動する際に、中で真珠が動いてできた模様だと言われています。

ケシ

ケシ珠とは、貝の中に偶然異物が入り込んだ際に真珠層が形成されてできた無核真珠のことで、薬として使われていた時代もあったようです。
パールは母貝となる貝に核を入れて養殖しますが、ケシ珠には核がありませんので、養殖技術が開発される以前の偶然できたパールと同じ仕組みでできています。
もともとは小さなもののたとえとして「ケシの実(1mm以下)ほどの~」いう意味がありましたが、現在では大きさに関わらず無核真珠のことをケシ珠と呼び、偶然が生んだ貴重なパールとして知られています。

ダイヤモンド

ダイヤモンドは鉛筆と同じ炭素という成分でできていながら、地球上で自然から産出される物質の中で最も硬く、薬品などの影響も受けにくい宝石です。透明度が高く光をよく反射するため、ハイジュエリーではほとんどのアイテムに使用されています。

ブラウンダイヤモンドやピンクダイヤモンドなどは、ダイヤモンドが成長する過程で不純物が混じり色がついたもので、希少性から人気のある宝石です。
ラボグロウンダイヤモンドは、ラボ(研究室)で成長したダイヤモンドで、天然のダイヤモンドと同じ成分・特徴を持ちながら、採掘する際に引き起こす環境破壊などの問題がないため非常に注目されています。
産出量1位のロシア産ダイヤモンドが不買運動などで市場に出回らなくなると、今後ラボグロウンダイヤモンドの需要はますます増えると予想されますので、今のうちにチェックしておきましょう!

天然石

天然石のイメージ画像

天然石とは、人の手が加えられていない鉱物のことで、アクセサリーには天然石の中でも貴石と半貴石に分類されるものが使用されます。
宝石は、天然石の他に合成石・人造石・模造石と、組成によって区別されています。
ダイヤモンドは天然石ですが、化学的な特性や物理特性が同じでも人工ダイヤモンドは合成石、ダイヤモンドを模してつくられたキュービックジルコニアは人造石で、プラスチックやガラスを石のように見せているものは模造石です。
天然石は地球によって作られた石ですので、中に混ざりものがあったり、クラック(傷)があったりと、石によって個性があるのが魅力でもあります。
残念な点は同じ種類の天然石でも、きれいなもの、珍しいものは価値が上がり、手が届かないことでしょう。

天然石では高すぎて手が届かないような透明感のある石や、自然にはない色の石を誰でも気軽に楽しめるような価格で販売するために、以下で説明する合成石や模造石を作る技術は日々研究が重ねられています。

ジルコニア

【完売】【18K】スパイラルデザインジルコニアステンレスリング

ジルコニアはダイヤモンドとほぼ同様の屈折率をもつ人造石です。ダイヤモンドと化学的な組成は異なりますが、ダイヤモンドに匹敵する強い光を放つのが特徴で、安価でさまざまなカラーの石が作れるため、アクセサリーによく使われています。

ジルコニウム(ジルコン)

ジルコニウムは金属の名称で、ジルコニウムの元素を含む天然石がジルコンです。前述したジルコニアは、このジルコニウムを加工して作られています。
金属としてのジルコニウムは、軽いうえに金属アレルギーが起きにくく、加工することでさまざまなカラーを表現できる注目の金属です。

シェル

シェルのイメージ画像

シェルとは貝殻のこと。白蝶貝(マザーオブパール)や夜行貝、コンクパールなどがアクセサリーの素材として有名です。パール同様独特の光沢があり、加工もしやすいためアクセサリーに使われますが、傷つきやすいため取り扱いには注意が必要です。
基本成分はカルシウムですので、長い間水の中に入れておいたり、汗などが付着したまま置いておいたりすると、変色の原因になります。とくに酸には注意が必要ですので、料理や掃除のときは外しておきましょう。

真鍮とシルバーどっちがいい?

真鍮製とシルバー製のアクセサリーを購入する際のポイントは、

  • 長持ちするか
  • アレルギーの有無
  • 手入れの容易さ
  • 色味

などで、何を重視するかによって選ぶ素材が変わります。

耐久性については、お手入れをしながら使用すれば優劣はありません。黒ずみなどの変色は真鍮製でもシルバー製でも起こりますので、使用したあとは柔らかい布などで汚れを落とし、空気に触れないよう保管してください。
ただし、どちらの製品も、メッキが施されているケースがあります。メッキ製品の場合、メッキが剥げてしまうと簡単には修理できませんので、メッキの有無によっても判断は変わってくるでしょう。

アレルギーがある人は、純度の高いシルバー製品が安心です。真鍮は比較的アレルギーを発症しやすいのでおすすめできません。シルバーは真鍮と比べるとアレルギーが出にくく、SILVER999であればシルバー以外の金属に反応する可能性も低くなります。

お手入れの容易さでは、シルバー製品のほうが有利。お手入れグッズや、お手入れ方法などの情報は、流通量の多いシルバー製品のほうが充実しています。

色味についてが一番大きいポイントで、イエロー系が好きな人は真鍮、白系が好きな人はシルバーを選ぶと飽きずに身に着けられるでしょう。
真鍮は、時間が経つにつれて変化するアンティークな色味が魅力のひとつでもありますので、時間をかけてアクセサリーを育てたいという人の楽しみになります。
好みやデザインにもよるため一概にはいえませんが、メッキがかかっていなければ、どちらも一生楽しめる素材ですので、普段着る洋服の雰囲気なども考慮して選んでみてはどうでしょうか?

まとめ

アクセサリーの種類や素材、それぞれにつけられた名前をご紹介しました。
ネックレスやブレスレットといった定番のアクセサリーも、デザインによってより細かい分類がされており、それぞれに名前があります。アクセサリーについてより深い知識をもてば、アイテム選びが楽しくなり、アクセサリーのことをもっと好きになれるでしょう。

今後も人類とアクセサリーが刻んだ歴史のぶんだけ、種類や素材は増えていきます。
伝統的なアクセサリーと最新のアクセサリー、どちらの良さも味わってください。

ドロップパールは雨のしずく型をしていて、ピアスや一粒ネックレスに多く見られます。可愛らしい形ですので人気があり、大きくて形の揃ったピアスなどは高値で取引されることも。
小さいものや形が不揃いなものはカジュアルなアクセサリーとしても数多く流通していますが、ものによってはラウンドパールより価値がある貴重なパールとして扱われます。

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